今シーズン限りでの退団を表明したマルセイユのエリック・ゲレツ監督の後任に、元フランス代表主将でモナコ、ユベントスの監督を務めたディディエ・デシャン氏(40)が就任する。5日朝、クラブが公式サイトで明らかにした。

 デシャン氏の就任については、1日にディウフ会長と主要株主のルイ=ドレフュス氏の間で話し合いがもたれ、最終決定に至った。

 4月28日にゲレツ監督退団の意向が発表された経緯から見て、それ以前にデシャン氏から就任の了承が得られていた可能性もある。

 デシャン氏は選手時代、1989-90 年および1991-92年〜93-94年の4シーズンにわたりマルセイユでプレーし、93年には主将として欧州チャンピオンに輝いた。

 モナコの監督を辞した2006年には、すでにマルセイユから監督就任の要請を受けたことがある。しかしこのときは合意に至らず、デシャン氏はセリエBに降格したユベントスの監督に就任した。

 2007年6月にユベントスの監督を辞任してからは、フランス代表監督の就任がたびたび噂されていた。

 デシャン氏はマルセイユと2年間の契約を結び、6月1日に正式に就任する。