バイエルン・ミュンヘンのフランク・リベリが30日付レキップ紙に掲載されたインタビューで、今シーズン終了後にクラブを去る可能性を仄めかした。

 リベリは、バイエルンが来季のチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ出場権を獲得しなければ「残留するのはむずかしい」と語った。チームが最低でも2位でシーズンを終えるのが残留の条件ということになる(ドイツ3位のチームはCL最終予選からの出場)。

 言い換えれば、チームが3位以下に終わった場合、出場権をもつ別のクラブに移籍する可能性が高いということ。かねてから噂のあるバルセロナやレアル・マドリーのオファーに応じるには十分な口実となる。

 バイエルンは、25日のシャルケ04戦(第29 節)で敗れ3位に転落した。この試合ブンデスリーガに来て以来はじめての退場となったフランク・リベリは、「いまは微妙な時期。リードされて苛立ってしまった」と振り返る。その敗戦後、クリンスマン監督が解任されたことについては、「サポーターからのプレッシャーがきつかった。試合に負けた後、何かが起こるのではと感じていた」という。

 バイエルンで一番の注目を浴びる選手となったリベリだけに、チームの状態が悪くなると、その肩にのしかかる重圧は大きく、それを負担に感じはじめても不思議はない。