木村カエラ
 今年4月に発表した4作目のアルバム「+1」を引っさげ、5月9日の市川市文化会館・大ホールより全国20ヶ所22公演のツアーをスタートした木村カエラ。今月9日と10日には東京・NHKホールにて、自身初となるホールツアーの最終公演を迎えた。

 スペーシーな映像が流れた後、「Jasper」からライブがスタート。カエラのメイクとクラシカルなチェックのミニワンピースは、暗闇の中ブラックライトに照らされて発光し、バンドメンバーを従えて背後に流れる映像とリンクしたダンスで、大歓声と共に観客をカエラワールドへと誘う。続く「NO IMAGE」では、無数のレーザー光が放たれて、一気にニューウェーブへの世界へと突入していった。

 「今日のライヴが皆さんにとっての素晴らしい“+1”になるように」と演奏された「+1」では、梅雨空を突き抜けるような透明感のある歌声を届ける。「dejavu」や「No Reason Why」はグルーヴ感のあるビートを響かせ、「Yellow」「TREE CLIMBERS」「はやる気持ち的My World」など高速ロックナンバーで一気に加速していき、NHKホールをライブハウス空間へと変えていく。「BEAT」ではカエラ自身がギターを披露。オープニングからめくるめく繰り広げられるカエラワールドに観客すっかり魅了され、あっという間に時間が過ぎていった。

 「私は本当にたくさんの“+1”に支えられています。来てくれたみんな、スタッフもそう。本当にありがとうございます。みなさんも自分にとっての“+1”を築いていってください」と、本編ラストは「Humpty Dumpty」。カエラの考える「Humpty Dumpty」は、最後まで割れることなく歌っている。歌に込められたメッセージを受け止めながら、観客も一緒になって歌った。

 アンコールでは、9月10日に発売される、カエラ初となる両A面ニューシングル「マスタッシュ/memories(original version)」より「マスタッシュ」をいち早く披露。最後は「happiness!!!」で文字通り会場をハッピーで満たし、「また会いましょう!」とめいっぱいの投げキッスで、ステージを後にした。

 カエラは全22公演に及ぶ初のホールツアーを振り返り、岩手ではわんこそばを64杯食べてライヴ当日もお腹満杯だったことや、直島に行って心が洗われたことなど、各地の思い出を交えつつ「ナチュラル志向でオフも充実して、心も体も財布も健康でした(笑)。こんなに長くツアーをやったのも初で、ホールも初。やっていくうちに学びとっていって、ちょっと成長したような気がします」と語る。つかの間の休息を得て、夏フェスを挟みつつ、8月9日の赤坂BLITZからは全国5ヶ所7公演のライブハウスツアー「LIVE HOUSE TOUR 2008〜STARs TOURS〜」が間もなくスタートする。

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