サニョール、「嫌いなポジション」で起用した監督に怒り
27日に行われたブンデスリーガ第30節で、首位バイエルン・ミュンヘンがシュトゥットガルトに4−1で圧勝し、リーグ優勝に王手をかけた。試合後は途中出場で2ゴールを決めたフランク・リベリを中心にお祭り騒ぎ。しかしただひとりカヤの外だったのが、同じフランス人のウィリー・サニョールだった。
この試合、欠場したGKカーンに代わってキャプテン・マークをつけたサニョールだが、ポジションは本来の右SBでなく、右の攻撃的MF。不慣れなポジションで納得のゆくプレーができないまま、後半13分に交代し、ピッチを去るサニョールにサポーターからは容赦ないブーイングが浴びせられた。
サニョールはフランス通信(AFP)に「サポーターに怒りなど感じていない。自分が嫌いなポジションをやらされただけだ。右の攻撃的MF。もしこれが僕のポストなら、ほかの監督にもここで使われていたはずだ。彼(ヒッツフェルト監督)は僕に何の説明もしていない。ケガから復帰して以来、彼は僕なしのほうがチームがよくプレーできると考えている。彼は僕を穴埋めに使っているだけだ」と監督の起用法に不満をぶちまけ、「次の試合は、ルカ・トーニが右SBを務めるかも知れない」と皮肉った。
昨年末にも“移籍志願”ととられる発言をしてチームを騒然とさせたサニョール。その後、監督と和解したとされるが、まだ関係は改善していないようだ。「それでもプレーする機会を与えられているだけまだいい」というサニョールの言葉からは、ユーロ2008出場を前にフランス代表での右SBのポジションが、イングランド・プロ選手協会(PFA)のベストイレブンに選ばれたバカリ・サーニャ(アーセナル)の台頭によって脅かされていることへの焦りが感じられる。
この試合、欠場したGKカーンに代わってキャプテン・マークをつけたサニョールだが、ポジションは本来の右SBでなく、右の攻撃的MF。不慣れなポジションで納得のゆくプレーができないまま、後半13分に交代し、ピッチを去るサニョールにサポーターからは容赦ないブーイングが浴びせられた。
昨年末にも“移籍志願”ととられる発言をしてチームを騒然とさせたサニョール。その後、監督と和解したとされるが、まだ関係は改善していないようだ。「それでもプレーする機会を与えられているだけまだいい」というサニョールの言葉からは、ユーロ2008出場を前にフランス代表での右SBのポジションが、イングランド・プロ選手協会(PFA)のベストイレブンに選ばれたバカリ・サーニャ(アーセナル)の台頭によって脅かされていることへの焦りが感じられる。