リバプールのDFヨン・アルネ・リーセが、チャンピオンズ・リーグ準決勝チェルシー戦で献上したオウンゴールについて、初めて口を開いた。ホームで戦ったファーストレグで許した痛恨のオウンゴールについて、「ボールがネットに吸い込まれた瞬間はショックだった」と振り返っている。

 負傷のファビオ・アウレリオに代わり61分から出場したリーセ。チェルシーに貴重なアウェイゴールを与える形になった自身のミスについては、不運な状況が重なって起こったアクシデントだと強調。チェルシーのホームに乗り込むセカンドレグで借りを返すと誓った。

「オウンゴールの場面では、ボールが来た方向にヘディングでクリアしようと思ったんだ。ただ、あのクロスには回転がかかっていたし、ボールも濡れていた。それで、ゴールの方向にボールが飛んでしまったんだ。ボールがゴール内に転がっているのを見たときはショックだったよ。ただ、ディフェンダーならああいったプレーは経験するもの。僕はメンタルが強いと思っているし、この状況から立ち直ることもできる。これまでの人生で、もっとタフなことも経験してきたからね。状況を好転させるために最善を尽くすよ」

 復帰まで3週間と診断されたアウレリオに代わり、先発出場が予想されるリーセについて、指揮官のラファエル・ベニテス監督は、「リーセにはしっかりと準備をするように伝えたよ。スタンフォード・ブリッジでは点をとってもらわないと。相手ゴールのほうにね!」とジョークを交えながら語っている。

 本拠地スタンフォード・ブリッジで無類の強さを誇るチェルシーに貴重なアウェイゴールを与えてしまったリーセ。左足の強烈なミドルシュートを武器に持つノルウェー代表は、敵地で得点を奪い、汚名を返上することができるだろうか。

ヨン・アルネ・リーセヨン・アルネ・リーセ(John Arne Riise)


生年月日:1980/09/24
所属   :リバプール
国籍   :ノルウェー
ポジション:DF