新浜レオン

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人気アニメの影響も

 新譜「New Beginning」の特別限定盤CDを9月16日に発売した新浜レオン(30)。デビュー当初は昭和歌謡を前面に押し出したことから、おのずと昭和を知る世代の女性たちがファン層の中心だった。ところが、ここ最近はロックテイストの新曲もリリースし、昭和歌謡など知る由もない意外な世代にまでファン層が拡大しているという。

【写真を見る】代名詞の「膝スラ」を豪快に決める新浜レオン。子どもたちの間では“禁止令”が出るほど流行中だとか

 さる音楽ライターが解説する。

「今年行われたレオンの単独コンサートツアーやイベントの会場には、小学生くらいの子供の姿が目立ちましたね。もちろん従来の中高年女性ファンの数が圧倒的なのですが、お母さんが連れてきたような感じではなく、子供たちが曲を知っていて一緒に歌っているんです。特に夏休み期間中のイベント会場は、その光景が顕著にみられました」

新浜レオン

 実際、9月のCD発売当日、午後から池袋サンシャインシティで開催されたイベント会場を覗いてみると、集まっていた300人ほどのファンの中には、確かに小さな子供の姿が目立つのである。この日は平日ということもあってか、さすがに小学生らしき姿はないが、その代わりに未就学児の姿が見られた。しかも、その子供たちがうちわを片手に、曲に合わせて振付までマスターしている。

「おそらく、『名探偵コナン』の影響ですよ」

 と言うのは、前出のライター氏。

「3年前に『捕まえて、今夜。』が名探偵コナンの公式スピンオフ・アニメ『犯人の犯沢さん』のオープニング・テーマに起用されました。深夜放送のスピンオフ・アニメながらも、サビのフレーズで手を交互にクロスする“窓拭きダンス”がTikTokで1億回再生され、若い層へ認知が広まった。さらに、昨年、本編アニメのエンディング・テーマで『Fun! Fun! Fun!』が、さらに今年7月にリリースした新曲『愛のFIRE』がオープニング・テーマに採用されると、一気に広がりを見せたのです」

「えっ、お母さんはファンじゃないの?」

 おまけに、今年2~3月にNHK「みんなのうた」で「言い訳ナイナー」が放送されたことも支持拡大に繋がったようだ。女性からちびっこにまでファン層を広げたことについて、本人はどう感じているのか。ステージを終えたレオンに聞いた。

「やっぱり去年あたりから、子供たちが一緒に踊ってくれるようになったのを感じました。それまでは、お母さんが僕のファンで、子供さんを無理やり連れてきたみたいな感じの流れだったと思うんですが、最近は、“うちの子がファンなんですよ”っていうケースが増えました。お母さんが“私は付き添いなんですよ”って。えっ、お母さんはファンじゃないの? みたいな。そんな逆転現象が起きているように思いますね」

 2年連続紅白歌合戦出場のほか、昨年はNHK大河ドラマ「べらぼう」やバラエティ番組にも登場。一方で、全国の幼稚園や保育園で開催される運動会やお遊戯会では、たびたび名探偵コナンのテーマに起用された曲が流れたという。結果、小学生たちの間では膝でスライディングするレオンの代表的なステージ・パフォーマンス「膝スラ」が流行し、思わぬ出来事も起こった。

「学校に申し入れがあったそうで…」

「あるテレビ局の方から聞いたんですが、千葉県の小学校では、“膝スラ禁止令”が出たそうです。みんながやるもんだから、ズボンの膝の部分が破れたり傷んだりして、親御さんが学校に“どうにかしてください”って申し入れがあったそうで……。それで、もう膝スラはダメだって学校から禁止令が出たみたいです」(同)

 いやはや、なかなかの人気ぶり。となると、今年も紅白出場からお声がかかるのは濃厚か。

「もちろん今年も出場したい気持ちでいます。自分は、今年30歳。でも、20代同様、攻める姿勢を忘れずに、走りたいという気持ちを込めて目指すのは、3年連続の出場ではなく、30代で出る最初の紅白です」(同)

 最後に、今後の目標について聞くと、

「子供から大人まで、そして、男性・女性も関係なく愛される存在を目指したいです。“がんばレオン”だけ言っていても、男性ファンはついてこないと思っています。深みのある男としての魅力をしっかりとつけて、大人にハマる歌、たとえばバラードなどを歌えるような歌手にならなければと思います」(同)

 いつもはしゃいでいるようでいて、意外な一面を覗かせるのだった。

デイリー新潮編集部