ギュレルはレアル・マドリードでポジションを勝ち取れるのか? グティに似てきたことも話題に
レアル・マドリードにとって重要な存在でありながら、いまだに大一番では最も信頼を得られていない選手の一人。それがMFアルダ・ギュレルだ。『as』が報じた。
ギュレルは、再びスタート地点へ戻ってしまうのだろうか。現在の好調ぶりと実力が広く認められたことで、アトレティコ・マドリードとのダービーでは先発に抜擢された。史上最高額でレアル・マドリードに加入したFWヤン・ディオマンデをも上回る評価を受けていた。
ギュレルを見ていると、かつての天才MFグティを思い出す。左足の振り方、前方を見据える姿勢、ボールの運び方、縦へのパス、ペナルティエリア内での漂い方など、プレイスタイルには多くの共通点がある。観客にチケット代以上の価値を感じさせるような美しいプレイも似ている。
ただし、両者の比較は感覚的なものだけではない。キャリアそのものが少しずつ似始めているのだ。グティはレアル・マドリードで77ゴール、97アシストを記録した。創造性と技術では誰もが認める存在だった一方、重要な試合になると指揮官から信頼を得られない場面も多かった。
そしてギュレルも、残念ながら同じ道を進みつつある。もちろん、シャビ・アロンソが中盤の選択肢としてその価値を高く評価して以降、チーム内での立場は確実に上がっている。モウリーニョ監督もギュレルを高く評価しているとされ、ここまで19ゴール、28アシストを記録している。
それでもアトレティコ・マドリード戦での交代は、過去の問題を再び浮かび上がらせた。「迷ったらギュレルを外す」という状況だ。普段のリーグ戦では多くの先発機会を得ている一方、本当の意味で重要な試合になると存在感を失っている。
2023年にトップチームへ登場して以降、クラシコでは8試合中2試合、ダービーでは9試合中3試合しか先発していない。身体能力が大きく向上した現在も状況は変わらず、これまで出場した119試合のうち、フル出場したのはわずか10試合だ。
そんなギュレルが目標にすべき存在として挙げられるのが、ACミラン所属のMFルカ・モドリッチだ。モドリッチもレアル・マドリード加入当初は適応に苦しみ、獲得そのものを疑問視する声もあった。しかし、長いキャリアを考えれば、ギュレルにとってこれ以上ない手本だろう。
ギュレルはモドリッチと43試合、計1479分間を同じピッチで過ごした。偉大な先輩から学べる時間は、すでに十分にあったはずだ。美しいプレイを披露するだけの「うまい選手」から、重要な試合で必ず頼られる存在へ。レアル・マドリードのレジェンドとして歴史に名を刻むためには、ギュレルは信頼を勝ち取る必要がありそうだ。

