今すぐ始めよう! 「Googleマップ」を活用したオフライン防災対策
●災害への備えは事前に
Tokyo Map
東京都内在住・在勤者なら、2026年8月に登場した「Tokyo Map」は一度目を通しておこう。防災、環境・自然、デジタル、福祉、水道など、以前からWebサイト上で公開しているさまざまな分野の地図情報(マップ)を分かりやすく一つにまとめたサービスで、建物倒壊危険度や火災危険度、避難阻害危険度などを地図上に重ね合わせて確認可能だ。避難場所、給水所、医療機関、帰宅困難者一時滞在施設といった施設・スポットの位置も確認できる。
複数のマップ(サービス開始時点は計10地図)を重ねて表示する仕様上、凡例など詳細はそれぞれオリジナルのマップにアクセスして確認する必要があるが、ユーザーの視点に立ち、手軽さと利便性を重視した、実用度の高いオンラインマップサービスだ。
Googleマップ(オフラインエリア機能)
Googleマップの「オフラインエリア機能」は、ネットにつながらない事態に備える「オフライン防災対策」の要として、ぜひ利用したい機能だ。災害が発生する前に、あらかじめ自宅や勤務先周辺などの地図データを端末にダウンロードしておけば、電波が圏外の状態でもダウンロード済みエリアの地図を表示でき、現在地の確認や目的地周辺の把握に役立つ。なお、オフラインデータには有効期限があるため、自動更新設定をオンにしておこう。
■「オフラインエリア機能」の利用手順
1.アプリを開き、プロフィールアイコンをタップする
2.「オフラインマップ」>「自分の地図を選択」に進む(メニュー内の「オフラインマップ」を選び、「自分の地図を選択」をタップする)
3.対象エリアを指定してダウンロードする
ちなみに、東京都の防災アプリ「東京都防災アプリ」でも「防災マップ」の機能の一つとして、「オフラインマップ」を用意している。区・市町村別のデータを事前にダウンロードしておくと、電波のない場所でも地図を確認できるので東京都在住・在勤の方はぜひチェックしておこう。
独自の防災アプリの提供は東京都や大阪府、静岡県など人口の多い自治体に限られるが、ハザードマップの策定状況に応じ、各自治体とも、避難所・避難場所の位置などを記載した防災地図や、水害・地震・土砂災害などの各種ハザードマップをウェブサイトで公開しているので、事前に各種PDFをダウンロードしたり、画面のスクリーンショットを端末に保存しておこう。また国土地理院では、ピンポイントで場所を指定できる「重ねるハザードマップ」を公開している。
●防災は「情報の備え」から始まる
災害が発生してから、防災関連アプリを検索したり、オフライン地図をダウンロードしたりすることはできないと考えておいたほうがよい。つまり、日常のうちに、オフライン地図のダウンロードや防災アプリのインストールを完了させておくと安心だ。災害や予期せぬ通信トラブルはいつ発生するか分からない。ぜひしっかりと備えておこう。
また、ずっと同じスマートフォンを使い続け、モバイルバッテリーなしに朝から夜まで端末の内蔵バッテリーが持たないような状況の場合、いよいよ買い替えのタイミングといえるだろう。バッテリーの定期的な充電は平時だからこそできるのであり、災害時や電車の長時間にわたる運転見合わせ時などは、もともとのバッテリーの持ちが大きな分かれ目となる。それは命を左右するかもしれないのだ。

