二階俊博・元自民党幹事長 政界引退から約2年 「足取りヨロヨロ」不安姿

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権力も、補助の手も放せない

かつて「影の総理」と呼ばれた長老の足取りには、一切の力強さがなかった。

8月下旬、羽田空港(東京・大田区)に元自民党幹事長の二階俊博氏(87)が姿を現した。

「お付きの男性とともに空港内を歩いていましたよ。杖などは持っていませんでしたが、男性の腕を借りなければいまにも倒れてしまいそうなくらいヨロヨロで、まさかあの高齢者が二階さんだとは思いませんでした。表情は暗く、目も虚ろでしたし、体調が心配になります」(空港の利用客)

二階氏は歴代最長となる1886日間にわたって幹事長を務めたが、自身が長だった二階派をめぐる裏金事件の責任を取って’24年10月に政界を引退。以降は地元・和歌山2区の地盤を三男の伸康氏(48)に引き継いでいる。

「しかし、二階氏は依然として全国旅行業協会の名誉会長や、全土連(全国土地改良事業団体連合会)会長といった要職に君臨しています。とくに、専売特許としていたインフラを司(つかさど)る全土連には強いこだわりがあり、まだやる気マンマンのようです」(全国紙政治部記者)

だが、表舞台から姿を消した二階氏の実情はご覧のとおりだ。

この日、地元から東京を訪れた二階氏は、男性の腕に必死にしがみついたまま空港を後にした。その姿は、米寿を目前にしてもなお権力の座にこだわる、かつての「影の総理」のいまを象徴しているようだった。

『FRIDAY』2026年9月25日号より