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度重なる延期を経てついに完成か

テスラは、待望の新型EV『ロードスター』の量産モデルを10月1日に公開すると発表した。プロトタイプが披露されてからほぼ9年、当初の発売予定から6年遅れての登場となる。

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2代目となる新型ロードスターは、当初、0-97km/h加速1.9秒、最高速度400km/h以上、航続距離1000kmを誇るオープンタイプの2+2スポーツカーとして計画されていた。2017年のデビュー当時のあらゆる市販EVを凌駕する性能であり、現在でも多くのモデルを上回る。


テスラのウェブサイトに掲載された、新型ロードスター発表までのカウントダウン(スクリーンショット)    テスラ

しかし、コンセプトカーの公開以来、その発売は何度も延期されてきた。当初の2020年発売予定は2022年に、さらに2023年、2024年へと先送りされた。その後、テスラが現在商用サービスを開始している自動運転車『サイバーキャブ』など他のプロジェクトに注力したため、長い沈黙が続いていた。

今回、テスラはついにロードスターの最終形態を発表する準備が整ったようだ。同社CEOのイーロン・マスク氏がXに投稿した内容によると、10月1日に「Go for launch(発売実施、またはロケット打ち上げ実施の意)」というキャッチコピーを掲げたイベントが開催されるという。同社のウェブサイトに掲載されたカウントダウンでは、現地時間19時30分に行われるようだ。

スペースXのロケット技術を導入?

「Go for launch」というキャッチフレーズは、マスク氏が以前「ロードスターは静止状態から97km/hまでわずか1.1秒で加速できる」と述べていたオプションのロケットスラスター(低温ガススラスター)を指している可能性が高い。これはF1マシンのほぼ2倍の速さだ。

テスラが公開した予告画像からは、マスク氏率いるスペースX社が開発したスラスターから噴き出す排煙以外、ほとんど手がかりが得られない。しかし、フルワイドのリアライトバーや巨大なウィングなど、控えめでミニマルだったコンセプトカーとは大きく異なるアグレッシブなデザインも確認できる。


以前公開された新型ロードスターのコンセプトモデル    テスラ

発表イベントはテキサス州ウェーコで行われる。現地にはウェーコ湖という湖があり、ロードスターの「水面に浮く」能力を披露する場として利用される可能性がある。

マスク氏は当初、ピックアップトラックの『サイバートラック』について「一時的にボートとして使用できる」機能の導入を計画していたが、完全には実現しなかった。

マスク氏の発言からは他社への対抗心も

テスラはロードスターの予約客を発表イベントに招待しているが、過去9年間にわたり発売が延期されてきたこのモデルについて、どれだけの注文を受けているかは不明だ。

価格は以前、標準モデルが約15万ポンド(約3100万円)、最上位モデルの『ファウンダーズ・シリーズ』が約18万5000ポンド(約3880万円)とアナウンスされていた。


以前公開された新型ロードスターのコンセプトモデル    テスラ

特筆すべきは、ロードスターが、ジャガーの新型タイプ01と同じ週に発表される点だ。マスク氏はジャガーのブランド再編を公然と批判しており、ジャガーが2024年に行った「Copy Nothing」キャンペーンに対し、X上で「クルマを売っているのか?」と問いかけていた。

ロードスターのデビュー日が、ジャガーから注目を奪うために意図的に設定されたものかどうかは定かではない。いずれにせよ、話題の次世代EVが短期間に相次いで発表される重要な数日間となることは間違いない。