“オフロードタイヤのオンロード性能”はいかに!? ハンコック「Dynapro AT2 Xtreme」をジムニー シエラで試してみた
冬用タイヤ規制に対応できるスノーフレークマーク付き
オフロードタイヤは悪路を走るために、ブロック形状のトレッドパターンを持っています。しかし、近年はそのワイルドな見た目を理由に、カスタムパーツとしてオフロードタイヤを装着する例も増えてきました。そのようななか注目したいのが、韓国のタイヤメーカーであるハンコックタイヤの「Dynapro AT2 Xtreme」です。
ブロック形状を有しているオフロード系のタイヤは、見た目はワイルドでカッコいいものの、オンロードでの騒音や安定感などはあまり優れていない傾向があります。この点は見た目だけで選ぶユーザーにとってはウイークポイントと言えます。
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もともとオフロードを走るために生まれたタイヤであるため、オンロードでの性能が劣るのは当然と言えば当然ですが、「オンロードが快適なオフロード系のタイヤがあったらうれしいなぁ」という声もあるはずです。
そのようなワガママな考えに対して、このDynapro AT2 Xtremeは注目したい要素があります。それは「ステージブロックエッジ」と呼ばれるトレッドパターンです。一見すると至って普通のブロックパターンですが、段階的に溝が切り込まれる形状となっていて、この形状が遮音壁となりロードノイズを抑制しているのです。
Dynapro AT2 Xtremeはオフロードタイヤとしての性能にも、もちろんこだわりがあります。ショルダー部分に交差溝を配置して、以前のものよりもサイドウォールを強化。こうしてオフロードでの走破性を高めています。強化されたサイドウォールは立体的でエッジの効いた造形となっているのもポイントです。
また、オールテレーンタイヤとして見逃せないのがスノーフレークマークを取得している点です。これは寒冷地でも十分な走行性能を発揮しているタイヤにのみ表示が認められているもので、この表示があるタイヤならば日本では高速道路の冬用タイヤ規制に対応できます。「スタッドレスタイヤ」として販売されているタイヤと比べたら、雪道や氷上での性能は劣りますが、もしもの降雪にもある程度対応できるタイヤと言えるでしょう。
2026年4月には4サイズが追加され、ホワイトレターも選べるようになりました。カスタマイズパーツとしての魅力もさらに進化させています。
果たしてオンロード性能は? いざ試乗
そのようなDynapro AT2 Xtremeに2026年8月、オンロードで試乗してみました。試乗車は「ジムニー シエラ」でタイヤサイズは215/70R16と235/70R16の2種類です。どちらもカスタマイズされていますが、タイヤサイズが235/70R16の車両はサスペンションも含め、機能系のパーツも変更されています。

どちらの車両も、タイヤを起因とする「オフロード系のタイヤにありがちな“嫌な”感じ」が全くないのが印象的でした。このタイヤのアピールポイントである静粛性は、オフロード系のタイヤとしてはかなり優れていて、一般的なサマータイヤと遜色ないと思えたほどです。
また、このようなタイヤにありがちな“ヨレ感”が少なかったのもうれしいポイント。ブロックパターンはどうしてもステアリングを切り始めた時、切り足した時の反応の遅れが気になってしまうのですが、このタイヤはそのような不満感がかなり少なく、スッキリとしたステアフィールとなっていました。
乗り味そのものは一般的なサマータイヤと大きく変わらないので、見た目だけでオフロード系のタイヤを選ぶ人にはオススメしやすいと思います。
今回は短時間の試乗となりましたが、オンロードでの性能には好印象を抱きました。オフロード性能にも自信アリとのことなので、どのような性能を見せるかが気になるところです。

