解散を発表した(左から)佐藤竹善さん、藤田千章さん

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バンド・SING LIKE TALKINGが、2027年に開催する全国ツアーの最終公演をもって解散することを10日、発表しました。

SING LIKE TALKINGは、佐藤竹善さん、藤田千章さん、西村智彦さんの3人で結成されたバンドで、1988年にシングル『Dancin’ With Your Lies』でメジャーデビュー。R&B、ジャズなど多彩な音楽性を融合したサウンドで独自のスタイルを確立し、2023年にはデビュー35周年を迎えました。

そうしたなか、2027年に開催する全国ツアー『SING LIKE TALKING “THE FINAL” Dedicated to 西村智彦』をもって、バンドとしての活動に終止符を打つことを発表。

解散を決断した理由について、2025年にギタリストの西村さんが亡くなって以降、佐藤さんと藤田さんがバンドの未来について話し合いを重ねてきたとし、「その結果、『デビュー以来、故人となった西村智彦を含めた3人を以て“Sing Like Talking”を名乗り、彼の存在無くして“Sing Like Talking”は存在しない』という思いから、西村への追悼の意味も込めた今回のラストコンサートツアーを開催し、その最終公演をもってバンドとしての活動を終えることを決断しました」と、明かしました。

ツアータイトルは、西村さんへの感謝と敬意を込めて『SING LIKE TALKING “THE FINAL” Dedicated to 西村智彦』と名付けられたと説明し、同バンドとしてのライブは、2023年に開催されたデビュー35周年ライブ以来、約4年ぶりになるといいます。

最後のツアーは、5月14日から6月20日にかけて、神奈川・東京・青森・大阪・愛知の5都市で開催を予定しているということです。

佐藤竹善さん、藤田千章さんのコメント【全文】

まずは38年以上の長きに渡り、我々「Sing Like Talking」を支えてくださった全ての皆さまに、心よりの感謝をお伝えしたく思います。

でも、やはりとても言葉では表しきれないとも思いますし、皆さまにここまで育ててもらっておきながら、何か恩返しができただろうか、などと考えると益々言葉にはできなさそうです。

デビュー以来、故人となった西村智彦を含めた3人を以て「Sing Like Talking」を名乗ってきました。彼の存在無くして「Sing Like Talking」は存在しませんでしたし、彼の才能と貢献無しに我々の音楽は生まれなかったことは確かです。我々の存在や作品が皆さまに親しまれてきたのも、彼が担ってきた役割のおかげかとも感じます。

彼を失った事実を踏まえ、我々二人の今後や、「Sing Like Talking」の処遇について、現実的な展望や心情的な意向を幾度も交わす中で、この度は「Sing Like Talking」の「解散」という結論に至りましたが、将来的には二人で何か活動する機会があるかもしれません。しかしそれでもやはり、それは「Sing Like Talking」とは別物になるだろうと考えています。

様々なご意見はあって当然だと思いますし、何が正解かも言い難いとも思いますが、「Sing Like Talking」と「西村智彦」が存在した事実、そして作品群やパフォーマンスがこの世界に提供された事実が変わることは決してありません。そして願わくは、ではありますが、我々の作品が未来に歌い継がれて、世間のどこかで誰かを励まし続けてくれることを朧げに期待します。

身勝手かとも思いますが、この決断に至った経緯をどうかご容赦くださいますよう。そして最後の最後まで「Sing Like Talking」を「楽しんで」いただきたく、また、我々の「これから」を、引き続き温かく見守っていただければ大変有り難く思います。
今まで、本当に、本当に、ありがとうございました。

佐藤竹善 / 藤田千章