YouTubeチャンネル「バンドマンしか知らないセカイ」が「【警告】絶対に気づかないでください。あなたの脳を操る「転調」の【最悪】な罠」を公開した。ロックバンド「juJoe」でボーカル・ギターを務める平井拓郎氏が、音楽における「転調」の仕組みと、それが聴き手にもたらすドーパミン効果について解説している。

平井氏はまず、転調がもたらす効果について「脳汁が出る」「アルコールに近い効果がある」と表現し、聴き手のテンションを上げるための強力な手法であると指摘する。転調とは、基準となる音階の音程間隔を保ったまま、別の音を起点にして全体をずらすこと。平井氏はミニキーボードを用いて、半音や全音上げることでどのように曲の印象が変わるのかを実演を交えて解説した。

曲のサビや終盤で転調が用いられる理由は、楽曲の展開を壮大にし、聴き手の感情を意図的に高ぶらせるためだという。平井氏はSuperflyの『愛をこめて花束を』や自身のバンドの楽曲を例に挙げ、「最後のドーパミンやばくないですか」と、転調がもたらす劇的なカタルシスについて熱弁を振るった。

さらに、ボーカルが転調を提案した際の楽器陣の対応にも言及。ギターやベースは弾くポジションを横にずらすだけで済むことが多い反面、開放弦を用いたコード進行の場合はフォーム全体が変わるため、演奏が複雑になるというバンドマンならではのリアルな裏話も披露された。また、基本的に音が高くなる転調が多い中で、意図的にテンションを下げる「下がる転調」や、同じ構成音で長調と短調を切り替える「平行調」といった専門的なアプローチも紹介している。

動画の終盤、平井氏は転調をストロング系飲料やテキーラに例え、意図的にテンションを跳ね上げる「ストゼロ感がある」と総括。音楽の裏側に隠された「脳を操るメカニズム」を知ることで、普段何気なく聴いている名曲の全く新しい楽しみ方を発見できる、知的好奇心を満たす解説となっている。

チャンネル情報

メジャーデビュー、ロッキン等大型フェス出演を経験した平井拓郎が、音楽業界のリアルな裏側を日水金20時に発信。 バンドの現実と成功のウラ側 夢と金の間でもがく表現者への指針 経営者視点の音楽ビジネス 実体験に基づく失敗談や業界のウラ話など、本気で音楽を志す方や好奇心旺盛な方へ届けます。