YouTubeチャンネル「話し方向上委員会☆みのちゃんねる」が、「【あがり症改善】緊張する前にやるべきこと!声や手足の震えをゼロにする呼吸法」と題した動画を公開した。動画では、伝わる話し方の専門家である桐生稔氏が、人前で話す際の声や手足の震えといった悩みを解消するための、実践的な呼吸法を解説している。

桐生氏によると、緊張による震えは自律神経の乱れ(交感神経の優位)が原因であり、唯一自分でコントロールできる「呼吸」によって副交感神経を優位にすることが根本的な解決策になるという。しかし、緊張する場面の直前にただ形だけの深呼吸をするだけでは「全く意味ない」と断言。それは肩慣らしのキャッチボールをしただけで、いきなり満員の球場でリリーフ登板するようなものだと例え、本番に向けた「落ち着ける呼吸」を事前にマスターする必要性を説いた。

具体的なトレーニングとして、桐生氏は3つのステップを提示した。第1のステップは「瞑目する」こと。目を閉じて視覚情報を遮断することで、これから想像する映像に集中しやすくなるという。第2のステップは「緊張のシーンをありありと思い浮かべる」こと。例えば、無表情の聴衆数十人の前でスピーチをする状況など、自分が極度に緊張しそうな場面を極力リアルに想像する。そして第3のステップとして、その緊張するイメージを保ったまま「自分のペースでゆっくりと呼吸する」。大谷翔平選手が実際の投手の球筋を想定して素振りをするように、本番さながらの場面を想像しながら鼻から吸って口から吐く呼吸を繰り返すことで、本番でも声や手足が震えにくくなるメカニズムを解説した。

さらに番外編として、緊張のあまり息が吐けなくなる人向けの対処法も紹介。目の前に重い壁があることを想像し、それを両手で力強く押し返す動作をしながら息を吐き出すことで、体に力が入り、強制的に深い呼吸ができるようになると実演を交えて説明した。

本番を想定したリアルなイメージトレーニングと呼吸法を組み合わせることで、いざという時の極度な緊張は大きく緩和されるという。プレゼンやスピーチなど、人前で話す機会を控えている人は、この実践的な呼吸のステップを事前に取り入れることで、落ち着いて本番に臨むことができるはずだ。

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