元大関・琴光喜、賭博で解雇から16年「驚きの現在」…「運動は一切せず、最大の楽しみは食事。転生モノのアニメをよく見ます」

写真拡大 (全2枚)

あの人はいま――平成に世間を騒がせたアスリートを総力取材。

ちゃんこ鍋店で働く元大関・琴光喜

東京の都心部から車で約2時間。栃木県鹿沼市内にある蕎麦とちゃんこ鍋の店「力貴庵」で、元大関・琴光喜(50歳)は働いている。同店のオーナーは元関脇・貴闘力だ。

'10年、2人はともに野球賭博問題で日本相撲協会から解雇処分を受けている。角界を去ってから15年以上、琴光喜はなぜ栃木で飲食店のイチ従業員となったのか……。本人がゆっくりと語り出した。

「地元の名古屋で14年間、焼き肉店を経営していましたが、人に騙されたりして、辛いことが色々ありました。そんなとき、付き合いの長い貴闘力さんから誘われたんです。去年9月頃でしたが、すぐに『行きます』と返事をしました。店がオープンした今年1月から、ずっと栃木にいます」

親友の代わりに億単位の借金を背負ってしまったことが、地元を離れた理由だという。

「俺は他人の借金で人生がおかしくなったんです。一番多い時は金利だけで月に500万円以上払っていました。それ以前には、俺が友人に2億円貸して、まったく返ってこなかったこともあった。借金のゴタゴタが原因で離婚もしました。だから、本当に心機一転、やり直したかったんです」

貴闘力の自宅に居候

いまは貴闘力の自宅に居候し、もう半年近く2人で同居しているそうだ。

「合宿所生活のようなものです。がはははは。普段は朝9時頃には店に行き、接客、ちゃんこの味付け、お会計など、夜7時~8時まで働いています。最初は『お前はいるだけでいいから』と言われていたのに、全然違いました(笑)」

家賃は無料で、給料は月に50万円。休日は遊びに出かけることはあまりないという。

「最大の楽しみは食事ですね。朝は大盛りのチャーハン。昼は店の賄い。夜は帰りにスシローに寄りますね。それほど食べませんよ。15皿くらいです。運動は一切しません。ほかにはネットフリックスで転生モノのアニメをよく見ています。45歳からアニメが好きになったんですよ。『サンクチュアリ』? もちろん見ました。面白かったです。若い衆にお尻を拭かせる演出は事実と異なりますが、相撲をある程度知っている方が脚本を書いていると思いました」

大相撲で大関まで上り詰めながら、店で皿洗いや後片づけまでこなす日々。将来についてはどう考えているのか。

「いまの立場に不満はありません。とにかく栃木で頑張りたいのですが、やっぱり『もう一回、自分の店を持ちたいな』とは思いますね。相撲界については、もう大それたことは何もなく、ただの一ファンとして応援しています」

最後に「賭け事はまだやっていますか?」と聞いた。

「(急に真面目な顔で)いや、もうやらないです」

ただし、パチンコだけはたまに行くそうだ。

【もっと読む】ショーンKが明かした「マスコミへの怒り」…「詐称、詐称っていつまで何が面白いんでしょうか」

「週刊現代」2026年8月31日号より

【もっと読む】ショーンKが明かした「マスコミへの怒り」…「詐称、詐称っていつまで何が面白いんでしょうか」