最上川さみだれ大堰のゲート損傷で取水量が2割に激減 国土交通省が排水ポンプ車出動の緊急対応
酒田市の最上川に設置された「さみだれ大堰」で、ゲートの一つに異常が見つかりました。かんがい用の水を確保できない可能性があり国土交通省は21日、排水ポンプ車を出動させ対応に乗り出しました。
国土交通省酒田河川国道事務所によりますと、8月10日「さみだれ大堰」のゴム製のゲートの1つに損傷が見つかりました。空気で膨らませて立ち上げるゲートは、損傷によって空気が漏れ起こすことができなくなりました。これによって、かんがい用の水の取り入れ口の水位がおよそ60センチ低下。取水量は通常の2割程度まで減少しました。このため、国土交通省は、他の河川からの取水を認める応急対応を行いました。さらに、水害に備えた排水ポンプ車1台を出動させ最上川の水をポンプでくみ上げ水門へ放水する対策を開始しました。
国土交通省は、22日までにもう1台の排水ポンプ車を稼働させるほか、別の場所にもポンプ車を出動させ直接水路に水を送れないか検討しています。酒田市や、JA庄内みどりによりますとこれまでのところ農地に目立った影響は出ていないということです。国交省は、稲刈りが始まって田んぼの水の利用が終わる9月15日まで、応急対策を継続する予定です。

