清水良太郎さんの葬儀で喪主を務めた父・清水アキラ

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「ありがとうね……」──8月上旬、自宅で亡くなっていたタレント・清水良太郎さん(享年37)の葬儀が営まれた。斎場に駆け付けた一人一人と丁寧に握手を交わし、気丈に振る舞い挨拶をしていたのは、葬儀の喪主を務めた父・清水アキラ(72)だった。通夜には多くの弔問客が参列し、斎場には突然の訃報にすすり泣く声が溢れていた──。(前後編の後編。前編から読む)

【写真を見る】白いタキシードに黒の蝶ネクタイ姿でほほ笑む良太郎さんの遺影。うなだれる清水アキラの姿、涙する妻の姿ほか

「生前、親交のあった約400人が集まり、斎場に入れなかった参列者が長蛇の列をなすほどでした。良太郎さんの学生時代の友人や近所の方々らがたくさん駆け付け、予定を前倒しして献花式が始まりました。祭壇には白いタキシードに黒の蝶ネクタイ姿でほほ笑む良太郎さんの遺影が飾られ、その横には彼がステージで愛用していた赤紫のラメのジャケットも添えられていました」(弔問客)

 斎場内では、在りし日の良太郎さんがものまねを披露する姿がプロジェクターに映し出されていた。近藤真彦の「愚か者」、尾崎豊の「15の夜」、長渕剛の「とんぼ」、玉置浩二の「田園」など、お馴染みの持ちネタを熱唱する良太郎さん姿に、涙する人もいたという。前出の弔問客が続ける。

「祭壇には野球のユニフォームの他に、選手として活躍していた学生時代の写真なども飾られていました。良太郎さんは7月にも草野球の試合に出場していたそうで、いかに野球を愛していたかが伝わってきました。

 遺影の前で眠っている良太郎さんは、本当に穏やかな表情でした。同じ2世仲間として仲の良かった松方弘樹さんの長女・仁科仁美さんや、ものまねタレントの先輩だった松村邦洋さんは目を真っ赤にして泣いていました」

 良太郎さんと妻、愛娘との家族の思い出の写真のコラージュも置かれあり、幸せそうな家族写真を前に、泣き続けるのは残された妻だった。芸能プロ関係者が語る。

「良太郎さんは2016年に結婚して、その年に女児が生まれました。しかし、彼が度重なる不祥事を起こし、2021年には夫婦ゲンカの末に傷害容疑で逮捕されました。それ以降は別居生活をしていたようです。アキラさんの自宅は本人、次男、良太郎さんと3軒並んでいます。2014年に『ここなら家族みんなで暮らせる』と、アキラさんがそれまで住んでいた豪邸を売却してまで移り住んだ思い出深い場所です。親として責任も感じていて、良太郎さんの妻や娘を自分の近くに住まわせて、いつしかまた家族で暮らせる日を待ち望んでいたようです」

 葬儀場の出口付近には良太郎さんの妻、娘、清水が並んで弔問を終えた参列者を見送った。式も一段落したとき、清水は良太郎さんの友達を呼び止めて、ひと声をかけていたという。37年という短い生涯だったが、我が子の旅立ちに数えきれないほどの友人らが集った光景を見て、なんとも言えない穏やかな表情を浮かべていた。

 息の合った親子のステージはもう、見ることができない──。

(後編了。前編から読む)