ツキノワグマ

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18日、東京都は都内に出没するツキノワグマの狩猟について、2027年より条件付きで解禁する計画書を公表した。

「苦痛を与えない方法を」捕獲したクマの処分をめぐり物議

東京都は2008年以降、都内におけるツキノワグマの狩猟を禁止しており約20年ぶりの解禁となる。その背景には都内の公園など各地でツキノワグマの目撃例が相次いでいることが挙げられる。

狩猟期間はツキノワグマの冬眠期にあたる11月から2月の4カ月、捕獲数は年間34頭前後となる予定。

東京都の環境局によると都内におけるツキノワグマの生息は主に奥多摩町もしくは日の出町などに限定されているが、近年では人口の多い八王子市や青梅市などにもツキノワグマらしき大型動物の目撃例があり、いつ都心にツキノワグマが現れてもおかしくない状況であった。

なお、捕獲数が「年間34頭」と限定されているのは、ツキノワグマが東京都の保護上重要な野生生物種(東京都レッドリスト2020年版)に掲載され「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」により守られていることが背景にある。

加えて、東京都が2025年に行った生息状況調査では、都内におけるツキノワグマの個体数は120~378頭とされており、狩猟数が34頭と限定的なのは、「全体数の10分の1までなら生態系が崩れない」という判断があったためと思われる。

もともと、東京都におけるツキノワグマは繁殖率が低く、一度個体が減少してしまえば、回復が難しい動物であるため、今回条件付きとはいえ、ツキノワグマの狩猟が解禁されるのは動物保護の観点からしても、かなり珍しいことと思われる。