阪神・佐藤輝明「最高の結果」9回1死から起死回生の同点29号で森下翔太に並んだ!2カ月ぶりの打撃3冠
◇セ・リーグ 阪神3─2ヤクルト(2026年8月18日 京セラドーム)
阪神・大山のサヨナラ弾も、4番の一振りがあってこそだった。1―2の9回1死。この夜4度目のアットバットとなった佐藤輝が、起死回生の同点アーチを架けた。清水のカウント1―1からの浮いたフォークを逃さず、右翼席へ豪快にたたき込んでみせた。
「いってくれって思いながら走っていました。いつもと変わらず強い当たりを心がけた結果、最高の結果になって良かった」
大きな放物線を描いた打球は右翼席へ飛び込んだ。それと同時にお祭り騒ぎとなった京セラの歓喜を横目にダイヤモンドを一周。大砲が敗色濃厚の展開を一転させたことが、次打者・大山のサヨナラ弾につながった。キング森下に並ぶ29号。6月18日以来となる打撃3冠に返り咲いた。
「最後はね、そう(3冠王に)なればいいですけど、しっかり自分のバッティングに集中して。結果は後からついてくる。そういう気持ちで頑張りたい」
9回の打席を迎えるまで“スミ1”をスコアボードに刻んだのも大砲だった。初回1死一、二塁。1ボールから吉村の外角低めに沈んでいくフォークにうまくバットを合わせた打球は一、二塁間を破る先制の適時打となった。昨年から艶を抑えたマットブラックをベースに銅色のコントラストで彩られたユニホームを着用して臨む「TIGERS B―LUCK DYNAMITE SERIES」の初戦。今月7日から行われた中日3連戦の初戦でも先制の2ランを放つなど、同シリーズはこれで打率・412(34打数14安打)、4本塁打、7打点へ伸ばした。
シーズン107試合を終え、打率・316(395打数125安打)、29本塁打、80打点と文句なしの成績。「先輩、後輩と、いい関係が築けていると思う。そこも生きてるんじゃないですかね、そういう結果に」。この男が打てば、勝利はグッと近づいてくる。(石崎 祥平)

