ネタニヤフ首相=ロイター

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 【エルサレム=福島利之】イスラエルベンヤミン・ネタニヤフ首相は9日の閣議で、トランプ米大統領が主導するパレスチナ自治区ガザの和平に向けた15項目の工程表について、受け入れを拒否する考えを表明した。

 イスラエル軍のガザ撤退を含む工程表を拒絶したことで、和平の進展はますます困難になった。

 イスラエル政府の発表によると、ネタニヤフ氏は閣議で「イスラエルは15項目の文書を受け入れない」と述べた。その上で、「(イスラム主義組織)ハマスが武装解除するまで軍は撤退しない」と強調した。

 工程表はトランプ氏が議長を務めるガザの暫定統治機関「平和評議会」が公表したものだが、ネタニヤフ氏は「米国には考えがあるが、イスラエルには受け入れられないものもある」と述べた。

 トランプ氏は7月30日、ハマスの武装解除に向けた「歴史的合意に達した」とSNSに投稿し、外交成果としてアピールしていたが、早くも行き詰まった。

 ハマス幹部のバシム・ナイム氏は9日、「我々は仲介国と米国がネタニヤフ政権に工程表を順守させるよう圧力をかけることを期待する」との声明を出した。