全国各地で大きな地震が頻発…専門家が解説!もし大都市圏で起きたらどうなるのか
巨大地震の予兆
6月25日に青森県で震度6強、翌26日に山梨県で震度6弱--。
いま全国各地で大きな地震が頻発している。昨年起きた震度5弱以上の揺れは15回。今年はすでに13回と、昨年を上回るペースで発生しているのだ(7月12日現在)。地球科学の権威で、京都大学名誉教授の鎌田浩毅氏が解説する。
「’11年3月の東日本大震災以来、日本近海の地殻が不安定になっているんです。また’35年前後に起きるとされる、南海トラフ巨大地震の影響も大きくなっています。過去の南海トラフ巨大地震では、発生の40年ほど前から内陸で大きな地震が頻発。近年では’95年1月に起きた阪神・淡路大震災、’16年4月の熊本地震などが、それに該当すると考えられます」
前述のように、震度6以上、マグニチュード(M)7クラスの大きな地震が多発している。しかし、青森、山梨などの地震では800棟ほどの建物に被害が出て40人近くがケガをしたが、死者はいなかった。それはなぜか? 鎌田氏が語る。
「震源の場所が主な理由です。人の多く住む地域から離れているからです」
青森の地震の震源地は岩手県沖、山梨は東部の富士五湖だ。もし震度6以上、M7クラスの大地震が東京、名古屋、大阪などの大都市圏で起きたらどうなるのだろう。6月に発生した地震同様に震源が人々の生活圏から離れていれば、被害は少ないかもしれない。だが……。
「都市の真下で起きる直下地震なら話は別です。政府の中央防災会議や各自治体が、それぞれの都市で直下地震が発生した場合の被害想定を出していますが、損害は甚大(じんだい)になります。発生する季節や時間帯、風の強さなどによって異なりますが、最大震度7の揺れで数千人から4万人を超える死者が出ると予想されるんです。人々が亡くなる主な要因は、建物倒壊や火災とされます」
『FRIDAY』2026年7月31日号より
