「彼らにはヴィニシウスのようなエゴを備えた選手がいない」ブラジルに屈した日本に足りないものは? 各国レジェンドが指摘「強烈な個性を持つスター選手が必要」【W杯】
29分に佐野海舟の鋭い一撃で先制した森保ジャパンは、1点をリードしたまま前半を終える。しかし後半に入ると、56分にカゼミーロのヘッド弾で追いつかれ、90+5分には、ガブリエウ・マルチネッリに勝ち越しゴールを許し、1−2で敗れた。
日本がW杯最多5度の優勝を誇るブラジルに屈した試合後、アメリカメディア『FOX SPORTS』が公式インスタグラムを更新。元デンマーク代表GKのキャスパー・シュマイケル、元スペイン代表MFのチアゴ・アルカンタラ、元イングランド代表FWのピーター・クラウチが討論形式で、この日本の戦いを分析する動画を公開した。
「ブラジルには、現在のメンバーの個々の経験とは別に、代表チームとして長年ノックアウトラウンドを勝ち抜いてきた歴史がある。一方、日本には決勝トーナメントで結果を残した経験がまだ十分にない。その差が影響したのか、終盤はブラジルのほうが勝負どころで上回っていた」
一方、チアゴは日本の組織力を高く評価しながらも、個の力や競争意識に課題があるとの見解を示した。
「日本はチームとして極めて統率が取れている。しかし、個々の選手にフォーカスすると、強い自己主張や、『自分は一人の選手としてもっと上を目ざしたい』『受け身で苦しい展開になるのは嫌だ。自分たちが主導権を握って勝ちたい』などと考える姿勢が欠けている。
日本はこれまで、苦しい試合を粘り強く耐えて勝ちにつなげてきた。そのため、今日のような後半の苦しい時間帯でも、自分たちから流れを変えるという強い意志が表れず、ただ耐え忍ぶ展開になってしまう。それが、日本サッカーの弱点だと思う」
また、クラウチは試合展開を振り返り、日本が終盤まで守備で粘ったものの、ブラジルの攻勢をしのぎ切るのは難しかったと語った。
「日本はローブロックを敷き、冷静に守り続けていた。しかし、あの状態で持ちこたえるのは本当に大変なことだ。ブラジルには優れた選手が多く、いずれ突破されるだろうと感じていた。結局、結末は残酷だった。延長戦に入るかと思われたが、やはり時間の問題だった」
さらにシュマイケルは「彼らにはヴィニシウス・ジュニオールのようなエゴを備えた選手がいない」とコメント。「全員が団結し、非常に謙虚だ。日本には強烈な個性を持つスター選手が必要なのかもしれない」と持論を展開した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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