日本語学校、熊本・荒尾に4月開校 「地域共生」地場就職掲げ 留学生、住民と交流も

外国人留学生を対象にした日本語学校「ICA国際会話学院 荒尾校」が4月、熊本県荒尾市原万田の旧荒尾第五中跡に開校する。県内では初めてとなる国の認定日本語教育機関で、設置・運営するアイ・シー・エイ(東京)が手がける全国9番目のグループ校。市、荒尾商工会議所と3者で結んだ連携協力協定では、外国人材の育成、確保や多文化共生社会の実現などに貢献するとしている。
事業計画によると、教室は旧校舎を利用し、4月入学の2年課程と10月入学の1年半課程を設ける。定員は計100人で、4月にネパールとパキスタン、ウズベキスタン、ミャンマーから計31人が入学する。10月入学も募集中だ。
小学校長経験者が校長を務め、複数の教師と事務スタッフを配置。「地場企業への就職を目指す日本語学校」をコンセプトに、生徒らを地域の年間行事や祭りに参加させ、在学中から住民と交流を深めていくことを想定しているという。
2月下旬に市役所であった連携協定調印式で、同社の杉多保昭社長は「目指すのは地域共生。学生が卒業後に地元に残って働くよう指導やフォローをしていきたい」と強調。商議所の山代秀徳会頭は「市内事業者の人手不足解消につながると期待している。地域経済の維持発展のため、外国人材の円滑な確保に向けて適正な受け入れ体制づくりに取り組みたい」と述べた。
(宮上良二)