寧夏回族自治区呉忠市利通区のエアドーム型体育館でバドミントンを楽しむ市民。(呉忠=新華社配信)

 【新華社呉忠3月15日】れんがや瓦を一切使わず、梁も柱もなく、一年中、一定の温度と湿度が保たれる…。中国寧夏回族自治区初となるエアドーム(空気膜構造)を採用した体育館が呉忠市に完成、近未来感あふれる建築が地元住民らの健康増進に新たな活力を注いでいる。

 体育館は2025年5月に着工、今月から正式供用を開始した。総敷地面積は2400平方メートル、館内にはバドミントンコート4面、バスケットボールコート2面、複数の卓球台が設置され、市民のさまざまな運動ニーズに応えられる。

寧夏回族自治区呉忠市利通区のエアドーム型体育館でバスケットボールを楽しむ青少年。(呉忠=新華社配信)

 内部は視界を遮る柱がなく、開放感に包まれている。空気膜構造独特の原理により、密閉された空間内の空気圧が高強度の柔軟な膜材を支え、大スパン構造の無柱空間を実現している。専門の換気システムが完備されており、2時間ごとに館内の空気を完全に入れ替えることが可能。この他、スマートフォンのアプリを通じて、館内の気圧、温度、湿度、PM2.5などのデータがリアルタイムに確認でき、館内の環境を把握できる。空気膜建築は建設効率が高いだけでなく、気密性や保温性、気候への適応性にも優れている。

寧夏回族自治区呉忠市利通区のエアドーム型体育館で卓球をする市民。(呉忠=新華社配信)

 施設運営を担う新体連(寧夏)体育産業の馬子清(ば・しせい)経理によると、供用を開始した体育館は、日常的なスポーツの場として開放されるだけでなく、専門のコーチを配置して小中学生や成人向けの球技トレーニングも実施している。定期的にアマチュアスポーツ大会や競技イベントを企画、開催し、「国民の健康増進、スポーツ・レジャー、競技・イベント」が一体となった総合スポーツプラットフォームの構築に力を入れていくという。(記者/艾福梅)

寧夏回族自治区呉忠市利通区のエアドーム型体育館の一角。(呉忠=新華社配信)