西武・平良 故障後初実戦でMAX156キロ3回零封!左ふくらはぎ肉離れで侍辞退も「万全」
◇オープン戦 西武7―0ヤクルト(2026年3月7日 春野)
左ふくらはぎの肉離れでWBC出場を辞退した西武・平良海馬投手(26)が7日、高知・春野でのヤクルトとのオープン戦に先発。故障後初の実戦登板で最速156キロをマークし、3回を1安打無失点に抑えた。日の丸のユニホームに袖を通すことはかなわなかったが、その熱投で世界一連覇を目指す侍の仲間にエールを送った。
侍ジャパンの一員としてマウンドに上がれなかった分も、西武・平良は全力で腕を振った。東京ドームから遠く離れた高知・春野。直球は最速156キロと威力満点で、予定の3イニングをほぼ完璧な内容で終えた。「故障明けだったので、まずそこがクリアできたのは大きい。感覚も良かった」と満足げに振り返った。
今季からの先発再転向に備え、握りを変えたツーシームが威力を発揮した。2回にはサンタナへの2球目を内角に食い込ませ、バットをへし折って二ゴロ。データに強いこだわりを持つ平良は「回転軸を3時から2時ぐらいに変えた。球速が速くなるメリットがある」。先発投手は少ない球数で長い回を投げるのが理想。新たなツーシームは打者を早いカウントで打ち取ることを可能にする。
故障がなければ、東京ドームのマウンドに上がっていたに違いない。春季キャンプ中の2月7日に左ふくらはぎの肉離れと診断され、侍ジャパンの井端監督に連絡。「ちょっと出られないです…」と自ら辞退を伝えた。平良以外にもリリーフ陣に故障者が相次ぐ中で、代わって招集された藤平が前日の台湾戦で好投。食事会場のテレビで「ちょっとだけ見た」という右腕は「もちろん頑張ってほしい」と、侍の仲間たちにエールを送った。
「(足の状態は)万全なので。何の心配もない」。WBCでは世界の舞台に立てなかったが、自身は将来のメジャー挑戦を思い描く。「日本の野球の中でも、しっかりトップ(の投手)というのを意識してやっていきたい」。野望の先に、再び日の丸を背負う未来もきっとあるはずだ。(鈴木 勝巳)

