「もう順応できている」昇格候補がまさかの残留争い…苦しむドイツ2部クラブで新加入の日本人ボランチが救世主に!渡独1か月で「守備はやれている感覚」【現地発】
昨季は6位でフィニッシュ。今季の目標も当然1部昇格だったが、序盤から勝ちきれない試合が続き、シーズン途中には監督交代に踏み切るなど大きな転換期を迎えている。22節終了時で12位。前期を終えた時点で16位だったことを考えると、多少は持ち直しているものの、現在16位のマグデブルクとは勝点2差、17位ドレスデンとは勝点4差と、安心できる位置にはいない。
「最近の中では一番チャンスは多かった」と振り返れたのは収穫だろう。ボール奪取が巧みで、展開力もある田中の加入により、間違いなくチームにリズムが生まれている。
「全体的に距離感が良くて、攻撃に厚みがあったと思います。そこでうまく抜け出してチャンスやシュートまでいけたので、その点は良かったと思います」
デュッセルドルフ加入から約1か月。チームやリーグへの順応については「もう順応できていると思う」と語り、2部のレベル感も把握できてきたという。周囲からの評価も上々で、22節ミュンスター戦後にはファン投票のマン・オブ・ザ・マッチに選出されている。
今後さらに高めたいポイントとして挙げたのは攻撃面だ。「守備ではやれている感覚がある。攻撃でどれだけ違いを作れるか、目に見える結果を出したい」と語り、「前にいい選手がいるので、もっと活かしてあげたい」と連係面の精度向上を課題に置いている。
直近5試合で4失点と守備は安定しつつある。田中を中心とした攻撃面の改善が、2部残留へ向けた重要なカギとなる。
取材・文●中野吉之伴
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