マットは敷かない、調理家電に頼る…60代、夫婦ふたり暮らしがたどり着いた「家事ストレスを減らすコツ」:2月に読みたい記事
ESSEonlineに掲載された記事のなかから、2月に読みたいベストヒット記事をピックアップ!
一級建築士として活躍している田中ナオミさん(61歳)。夫とふたりで暮らす、家事効率を考えた住まいや「毎日忙しいけれど楽しい」と話すライフスタイルが注目を集めています。ここでは、田中さんの「家事ストレスを軽減する」生活動線づくりや収納のコツなどについて紹介します。
※ 記事の初出は2025年2月。年齢を含め内容は執筆時の状況です。

家事を好きになると、家事が息抜きになる

設計の仕事は、打ち合わせや現場の立ち合い以外、大半がデスクワーク。私のアトリエは自宅に併設しているので、アイデアや図面に煮詰まったら、ちょっとだけキッチンに逃げたりします。
干しシイタケを戻したり、ネギを刻んだり、野菜をゆでてみたり。違う頭を使うことで気分転換になってアイデアも湧いてくるんです。ほんの少し夕食の準備が前倒しでき、小さな時間もたまります。
仕事でストレスがたまったときに、家に帰ってコンロを無心で磨き、キャベツをひたすら千切りにしてスッキリ、なんて人もいますよね。家事でストレスを解消できれば、暴飲暴食するよりずっと健全。生活にもつながると、自分に言い聞かせています。
「嫌い」の原因を上手に取り除き、家事ストレスを軽減

掃除が苦手、アイロンがけが面倒、毎日献立を考えるのが苦痛…。だれにでも嫌いな家事はありますよね。嫌いなことには必ず、嫌いになる原因があります。まずはその理由を書き出して、ひとつずつ取り除いていきましょう。
嫌いな家事の原因を取り除く、考え方のコツ

・床掃除:ものをどけたりするのが面倒→床にものを置かない、マットをなくす
・洗濯:たたんで片づけるのが面倒→家族で分担する、収納の配置を見直す
・毎日の献立を考える:マンネリしがち→アウトソーシングを取り入れる
・洗いもの:シンクにためがち→その都度すませる
・換気扇の掃除:見ないフリをする→プロに任せる、または洗剤を変える

嫌いな理由の多くが「おっくう」「面倒」だから。その理由が「家の中を行ったり来たりしてやる気が失せる」のであれば、必要なものを適切な場所に置けばいいので収納を見直す、というわけです。
「苦手」「時間がない」というなら、家族に頼るのもあり。わが家は洗いものと重たい掃除機を使うのは夫のほうが適任なので夫の担当です。洗濯物のたたみ方にもこだわりがあるので、取り込んだものを仕分けして夫に渡します。
便利な家電を導入したり、アウトソーシングを上手に活用してもいいと思います。
家事となると全部自分でと抱え込みがちですが、歳を重ねていくと自分の取り巻く状況も変わるので、その都度ベストな方法を見つけて気持ちよく家事を行ってください。それでも気持ちがのらないときは「終わらせたらおいしいおやつ」と、自分にニンジンをぶら下げるのも案外効果的です(子どもみたいですが…)。
