[1.18 ラ・リーガ第20節 ソシエダ 2-1 バルセロナ]

 ラ・リーガは18日、第20節を行い、MF久保建英所属のソシエダがバルセロナを2-1で破った。劣勢の時間帯を耐え抜きながら少ないチャンスを活かすと、最後は10人の戦いを強いられながらも気迫の首位撃破。一方、久保は後半24分に左太ももを痛めて負傷交代し、長期離脱が避けられない状況となった。

 ソシエダは前半開始直後の30秒、左サイドを突破したMFゴンサロ・ゲデスのクロスにFWミケル・オヤルサバルが頭で合わせ、さっそくゴールネットを揺らしたが、これは惜しくもオフサイド。一方のバルセロナも同2分、右サイドを突破したFWラミネ・ヤマルの折り返しにMFペドリが合わせたが、GKアレックス・レミロのスーパーセーブに阻まれ、両者とも早い時間帯に決定機を作った。

 そうして迎えた前半7分、バルセロナはMFダニ・オルモが久保からボールを奪い、カウンターを仕掛けると、MFフェルミン・ロペスのミドルシュートが炸裂。バルセロナが先制点を奪ったかと思われた。だが、そこでVARが介入。久保がうまくボールとの間に足を入れ、オルモの奪取はファウルだったことが確認され、ゴールは認められなかった。

 さらに前半21分、バルセロナはペドリの浮き球スルーパスにMFフレンキー・デ・ヨングが走り込み、ワンタッチでゴールに流し込むが、これもオフサイドの判定。その後は立て続けにヤマルが右サイドを切り裂いたが、ソシエダ守備陣は防戦一方のままなんとか凌ぐという形が続いた。

 それでも前半25分、ソシエダは右サイドで久保がボールを受けると、縦に仕掛けながら左サイドにスルーパス。これに抜け出したゲデスが足を滑らせながらもなんとかシュートに持ち込み、GKの正面を突いたがファーストシュートを記録する。

 ところがバルセロナは前半27分、またもヤマルが右サイドを駆け上がると、ゴール前に混戦を生み出し、DFジュール・クンデがなんとか残したボールをヤマルがシュート。ゴールマウスに叩き込んだ。しかし、副審はオフサイドの判定。ヤマルがドリブルでえぐった後、“戻りオフサイド”のような形でかかとがわずかにラインを出ていたとして、またもゴールは認められなかった。

 そうして迎えた前半32分、ソシエダが先に試合を動かした。ゲデスのサイドチェンジが右に渡り、久保がDFアレックス・バルデとオルモを引きつけながら深い位置で起点を作ると、バックパスからゲデスがクロスボールを配球。ファーサイドで反応したオヤルサバルがニアポスト脇に左足ボレーシュートを突き刺した。オヤルサバルは今季6ゴール目。前半戦のR・マドリー戦に続き、強敵相手に結果を出した。

 その後もバルセロナは一貫して右サイドのヤマルを中心に攻撃を展開。前半アディショナルタイム2分、ペナルティエリア右を切り裂いたヤマルのシュートはGKレミロの見事な横っ飛びで防まれると、同5分にはヤマルがDFイゴール・スベルディアに倒されてPKを獲得。ところがここでVARが介入した結果、ヤマルがオフサイドポジションにいたことが確認され、PKは取り消された。バルセロナは前半だけで3度にわたって際どい判定に阻まれる形となった。

 そのまま試合は後半へ。バルセロナの優勢はここでも変わらず、後半2分には右サイドを突破したF・ロペスのクロスにFWフェラン・トーレスとD・オルモが飛び込むも、オルモのシュートは左ポストに弾かれる。また同4分にもスルーパスにD・オルモが抜け出したが、左足シュートはGKレミロの好セーブに阻まれると、その後もレミロが次々とスーパーセーブを見せてチームを救い続けた。

 そうして迎えた後半21分、ソシエダに悲劇が起きた。久保がカウンターの局面で相手の最終ライン裏にスプリントを仕掛け、オヤルサバルのロングロングスルーパスを追いかけたが、敵陣に入ったところで左太もも裏を押さえて転倒。そのまま仰向けに倒れ込んだまま起き上がることができず、同24分に担架車両に乗せられてフィールドを後にした。

 久保はウインターブレイク明けで新年に入って以降、4日の第18節A・マドリー戦で89分間、9日の第19節ヘタフェ戦で90分間、13日の国王杯オサスナ戦で120分間出場。ほぼフル稼働が続いていたなか、長期間の戦線離脱が避けられない情勢となった。

 その後はソシエダに動揺が走るなか、後半25分、バルセロナは途中出場DFジョアン・カンセロが左サイドを切り裂き、クロスボールを送ると、右サイドに流れたボールを拾ったヤマルのクロスに途中出場FWマーカス・ラッシュフォードが反応。ヘディングで押し込み、ついにバルセロナが追いついた。

 ところがソシエダはすぐさま奮起した。後半26分、左サイドを攻め上がったDFアイエン・ムニョスがクロスボールを送り、MFカルロス・ソレールのヘッドがGKジョアン・ガルシアを強襲すると、跳ね返りから波状攻撃を展開。ソレールの折り返しからゲデスが右足ボレーで突き刺し、再び勝ち越した。

 その後もバルセロナの猛攻が続くなか、ソシエダは5バックの布陣で逃げ切り体制に入る。後半43分にはソレールが危険なプレーによる一発退場で数的不利に追い込まれた。だが、最後はオヤルサバルも足がつってプレー続行が不可能となったなか、このリードを気迫でなんとか守り切り、2-1で勝利。ソシエダは見事な首位撃破で今季2度目の連勝を果たした。