「とにかく今は格好いいキャラを描きたい!」と朝から夕方まで図書館にいた(やませちかさん提供)

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例えそれが黒歴史であったとしても、過去の思い出は自分の糧になることもあるようだ。漫画家・やませちかさんの作品「中二の夏に中二病をこじらせていた話」では、やませさん本人の当時の思い出が描かれている。同作はX(旧Twitter)に投稿されると、約9,300ものいいねを集めた。

【漫画】「中二の夏に中二病をこじらせていた話」を読む

中学二年生の夏休み、「勉強せずとも漫画家になるから問題ない」と思っていた作者は、友人と中二病なオリジナルキャラを大量生産していた。お互いに最高のキャラが描けたら見せ合う、ただしパクリはNGという制約のもと「孤独で孤高な音速の氷の剣士」や「呪われし一族の末裔で目隠しを用いる闇の王子」など次々と量産していく。

膨大なキャラクター創作を終えたあと、作者たちは選りすぐりの子だけで合作漫画を制作する。内容は「互いの格好良さを褒め合う」という地獄のような内容であったが、最高の夏休みを終えたはずだった。

しかしまったく勉強をしなかったせいで成績が下がり、作者は先生に呼び出しを受ける羽目に。それでも作者にとって「人生で一番楽しかった夏休み」には変わりないそうだ。

同作に対しSNS上では、「あのころ好きな漫画をずっと真似して描いてた」「みんなやることは一緒なんだなあ」など当時を懐かしむ声があがっている。そこで、作者のやませちかさんに話を聞いた。

―友人とイラストを描きあうようになったきっかけを教えてください

友人とは小三からの付き合いで好きな漫画やアニメの話で盛り上がり、次第にイラストを描いて見せ合うようになりました。中二になると設定の凝ったキャラクターを生み出すことにハマり、かっこいいキャラを描こうと互いに切磋琢磨するようになっていきました。

―作品の途中に掲載されるノートのイラストたちは、当時やませさんが描いたものでしょうか

はい。全て私が中二のときに描いたものです。実家には山ほど当時の黒歴史なノートが眠っており、そのほんの一部を載せました。

―同作やそれ以外で最近発表された作品はありますか

このエッセイは自分が漫画家になるまでを描いていくシリーズの一つです。

中二病を克服した後、現在は「宝石商のメイド」という漫画を連載していますのでそちらもお読み頂ければ嬉しいです。

(よろず~ニュース特約・カキMONO.1)