「職歴詐称で訴えるぞ!」高齢社長の暴言にエンジニア男性「理解していない人の下で働くのは無理」と即退職

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再就職した先がとんでもない会社だった……。そんな苦い経験を持つ山口県の60代男性(機械設計エンジニア)から、憤りの投稿が寄せられた。

男性は、実家の母親の体調が優れず、早期退職をして地元の小さな設計事務所に再就職した。そこは高齢で昔気質の社長と、その妻である事務員、そして年配の設計担当が2名という、ごく小規模な事務所だった。

驚くことに、事務所を率いる社長は設計に必須のソフト、CADを「触った事がなく操作は一切出来ない人」だった。その結果、男性の地元での再出発に水を差すような出来事が起きてしまう。(文:天音琴葉)

「CAD経験者なら分かると思いますが……」

事務所で使用されていた設計ソフトは「AutoCAD」だった。だが、長年エンジニアとして活躍してきた男性にとっても、このアプリを扱うのは初めてだったという。

「CAD経験者なら分かると思いますが、アプリが違うと慣れるには時間が掛かります。やりたい事は分かっているのにコマンドが見つけられない、入力の順番が違うなど、作図効率が悪くとってもイライラするものです」

新しいツールの習得には、プロであっても相応の時間がかかるものだ。それでも男性は1か月ほどでなんとか作図が可能な状態までこぎつけた。だが、社長は心外な言葉で切り捨てたのだ。

「作図時間が長い事が社長は気に入らなかったようです。『設計業務なんかこれまでやってないだろ、職歴詐称で訴えるぞ』とまで言い出しました」

自分は操作すらできないにもかかわらず、「職歴詐称」とまで断じる。専門性を理解しようとしない経営者の下では、どれほどスキルがあっても報われることはないだろう。

「CADを触った事も無く、アプリの難しさを理解していないような人の下で働くのは無理だな」

そう悟った男性は、即刻退職したという。介護もある中で、賢明な判断だったと言えるだろう。現在は教育現場でITインフラを管理、サポートする「ICT支援員」として働いているそうだ。

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