「被害者に生じた結果は死亡にも匹敵」と裁判官 女子中学生がはねられ意識不明となった酒田市亀ヶ崎の事故 ″停車していた車を追い越し″ はねた62歳男に実刑判決(山形)
8月28日、山形県酒田市で痛ましい交通事故が起きました。
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中学3年生の女子生徒が、横断歩道を渡っている途中に車にはねられ意識不明の重体に。女子生徒は事故当時、下校中でした。
そして、事故から3か月が経過した11月28日、この女子生徒をはねたとして過失運転傷害の罪で起訴された62歳の男の判決公判が開かれました。
男に言い渡された判決はどのようなものだったのでしょうか。
■何があったのか
過失運転傷害の罪に問われていのは、酒田市東泉町4丁目の無職の男(62)です。
判決によりますと男は今年8月、酒田市亀ヶ崎で軽乗用車を運転中、横断歩道の前で停車していた車を追い越した時、横断歩道を渡っていた中学3年生の女子生徒を
はねたとされています。その時の速度は時速43キロでした。
■「被害者に全く気づかなかった」
前回の初公判で男は、起訴内容を認め、「仕事に遅れそうで、さらに妻に嫌味を言われ荒っぽい運転をしてしまった。追い越した車の運転手を見ていて、被害者に全く気づかなかった」などと話していました。
検察側は男の犯行について、「意図的に危険な運転を行った結果発生した。被告人の過失は極めて重大」などとしてこれまでの禁錮刑と懲役刑を一本化した拘禁4年6か月を求刑。
一方弁護側は、「被告人は反省しており、今後2度と繰り返さない」などとして執行猶予付きの判決を求めていました。
■「被害者に生じた結果は死亡にも匹敵」
28日の判決公判で山形地方裁判所酒田支部の大畑朋寛裁判官は、男の犯行について、「終始自分本位な運転をしていた」「何の落ち度もない被害者はわずか14歳にして全治不明で全介助が必要な状態となっており、今後も意識回復の可能性が乏しい状態。被害者に生じた結果は死亡にも匹敵するほど重大」などとして、拘禁3年6か月の実刑判決を言い渡しました。
