飲食店で「クレジットカード」を使ったら“5%上乗せ”された!“手数料の上乗せ”は「規約違反」だと思うのですが…。返金を求めることはできますか?
「クレジットカード」の“手数料の上乗せ”は加盟店規約違反に当たる可能性がある
クレジットカード利用における手数料の上乗せは、加盟店規約違反に当たる可能性があると考えられます。
クレジットカードは消費者・店舗・クレジットカード会社の契約によって、利用が成立する仕組みになっています。店舗とクレジットカード会社間でも契約が結ばれており、その契約における禁止事項のひとつに「現金での取引を行う顧客と異なる代金を請求してはならないこと」が定められていることがあります。
例として、三井住友カードの加盟店規約を見てみましょう。第7条にて、以下の事項が禁止されています。
・商品の販売代金ならびにサービス提供代金について手数料などを上乗せする
・カードの円滑な使用を妨げる何らかの制限を加える
また、株式会社ジェーシービーのホームページには「加盟店との契約で、カード取り扱いの金額・時間帯に制限を設けることは禁止しております」という記述があります。そのため、ランチタイムや深夜時間帯のカード使用お断りといった利用制限も規約違反とみなされる可能性が高いです。
“手数料を上乗せ”された場合の対処法
クレジットカード決済で手数料を上乗せされた際は、クレジットカード会社に確認しましょう。多くのカード会社では加盟店規約の禁止事項に当たるため、規約違反であれば対応してもらえる可能性があります。手数料が上乗せされて決済されたという記録として、レシートや利用明細は必ず保管しておきましょう。
それでも解決しない場合は、消費生活センターへの相談をおすすめします。消費者庁は全国共通で利用できる「消費者ホットライン188」を設けており、電話で最寄りの消費生活センターや消費生活相談窓口を紹介してもらえます。なお相談は無料ですが、フリーダイヤルではないため、通話料金は発信者側の負担になる点に注意しましょう。
「分割払い」や「リボ払い」を利用すると消費者側に手数料がかかる
以下のような場合は、消費者に対してクレジットカード利用の際に手数料が発生します。
・分割払い
支払いを任意の回数に分けられるサービスを指します。ひと月当たりの負担が減るため、大きな金額の支払いを行う際に便利です。多くのクレジットカード会社では、分割回数に応じて手数料が発生します。カードの種類によっては規定回数までなら分割手数料が無料のものもあるため、カード作成の際はカード会社のホームページをよく確認しましょう。
・リボ払い
毎月の支払額を一定にし、ひと月当たりの負担を減らせるサービスです。支払額に一定割合の手数料が発生します。手数料の割合はクレジットカード会社によって異なりますが、年率で1割を超える手数料がかかる場合もあります。利用する際は、あらかじめ手数料率と支払いの仕組み、最終的に支払う金額をしっかり確認しましょう。
まとめ
多くのクレジットカード会社は、店舗が消費者に対してカード利用における手数料の上乗せを禁止しています。
もし上乗せされた金額を請求された場合は、クレジットカード会社や消費生活センターなどに相談することで、何らかの対応を取ってもらえる可能性があります。手数料が上乗せされて決済されたという記録として、レシートや利用明細は必ず保管しておきましょう。
出典
三井住友カード株式会社 各種加盟店規約 三井住友カード加盟店規約(対面販売用) 第1章 共通条項 第7条(信用販売の方法)
株式会社ジェーシービー よくあるご質問 Q 加盟店から金額や時間帯によってカードの利用を断られるのはなぜですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
