110万円で買える「軽より小さな1人乗りハコ車」 カクカクデザイン×丸目ライト採用でバイクに近い乗り味!? KGモータース「ミボット」 印象は?
車両価格は11万円! 軽より小さな1人乗りモデル「mibot(ミボット)」とは
110万円で買える軽より小さな1人乗りの超小型モビリティ「mibot(ミボット)」。
スクエアな見た目が愛くるしいですが、どのようなモデルなのでしょうか。実際に試乗してみました。

広島県広島市に本社を置く日本発のEVベンチャー「KGモータース」。
同社初のプロダクトとして現在開発が進められているのが、超小型モビリティのミボットです。
【画像】超カクカク! これが「110万円のハコ車」です。画像を見る!(24枚)
ボクシーかつレトロなデザインが特徴のミボットは、「第一種原動機付自転車(ミニカー)」に区分されるEVであり、公道での走行には普通自動車免許が必要となります。
ミボットのボディサイズは、全長2490mm×全幅1130mm×全高1465mmと一般的な軽自動車よりもさらにコンパクトで、乗車定員は1名、最高速度は60km/hです。
充電は家庭用の100V電源からおこなうことができ、約5時間の充電で最大100kmの走行が可能とされています。
また、将来的には自動運転機能の搭載も計画されており、無線通信によるアップデート(OTA)にも対応しています。
車両価格は110万円(税込み)となっており、一般的な軽自動車と比べてかなり割安です。
さらに、車庫証明や車検の必要がないことから、維持費は原付バイクと大きく変わらないといいます。
2024年8月に予約受付を開始したミボットには、すでに1000台を超えるオーダーがあるといいます。
今後、2025年度内に300台、2026年度に3000台の生産を予定しており、当初生産分は東京と広島のユーザーから優先的に納車される予定です。
ミボットは「良くも悪くも軽自動車未満」 軽自動車というより原付バイクの乗り心地に近い?
そんなミボットのプロトタイプに、実際に試乗することができました。
まず、ミボットに乗り込んでみると、予想以上にしっかりとした内装であることに驚きます。
シートやインパネ、ステアリングといった部分は一般的な軽自動車に近いものであり、価格に対する満足度は高そうです。
パワーウィンドウは搭載されていないため窓の開閉は手動となりますが、この点はミボットの価格を考えるとやむを得ないことかもしれません。
また、そのスクエアなボディを最大限に活かした室内空間は頭上および前方に大きなスペースがあるうえ、ポリカーボネート製のクリアルーフが採用されているため、きゅうくつさは皆無です。
強いて言えば、タイヤハウスが両サイドから張り出しているため、足元には狭さを感じる可能性があります。
アクセルを踏むと、ミボットはEVらしいなめらかな加速とともに走り出します。
加速感やフィーリングに大きな不満はありませんが、一般的な軽自動車と比べると路面の突き上げを強く感じます。
このあたりは、軽自動車というより原付バイクの乗り心地に近いと言えそうです。

それにくわえて、ステアリングの重さも気になりました。高齢者や女性などが利用することを考えると、この点には改善の余地があるかもしれません。
さらに、ブレーキの効き具合についても、もう少し強めであったほうが万人向けと感じました。
一方、重心が低いことから、コーナリングや中高速での走行の際にふらつきを感じることはなく、安心して走ることができました。
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こうした点をまとめると、ミボットは良くも悪くも「軽自動車未満」というべきモビリティです。
たしかに、快適性や積載性、あるいは乗り心地の点では、ミボットは軽自動車にはおよびません。
ただ、車両価格や維持費をふくめたトータルコストは軽自動車のおよそ半分程度となるのは、ミボットの大きなメリットです。
これまでは「軽自動車未満」のモビリティを求めようとすると、原付一種や原付二種のバイクなどに限定されてしまうのが実情でした。
その点、ミボットのようなミニカーは絶妙なポジションのモビリティであり、近距離移動の新たな選択肢となる可能性を秘めていると言えそうです。
