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 日本から海外に発信する魅力あるテレビ作品を選ぶ「東京ドラマアウォード2024」の表彰式が28日に都内で行われ、作品賞の連続ドラマ部門でTBS「VIVANT(ヴィヴァン)」がグランプリに輝いた。

 監督を務めたTBSドラマ制作部の福澤克雄氏は「本当に当たってよかったな、と」と切り出して会場の笑いを誘うと、「結局、当たらないとめちゃくそ言われる世界。迷惑かけたTBSにいい報告ができてよかった」と語った。

 「VIVANT」は、「半沢直樹」「下町ロケット」シリーズなどドラマ史に残る大ヒット作を生み続ける福澤氏が原作を初考案したオリジナルドラマ。モンゴルでの長期ロケでは、CGを一切使わない砂漠のシーンなどを撮影した。出演者は堺雅人、役所広司、阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也と豪華そのもので、“制作費は1話1億円”ともいわれた。さらに、先の読めないストーリー展開が話題となり、ネットを中心に視聴者による“考察合戦”が白熱した。

 福澤氏は「映画を越えようとは思っていない。とにかくテレビの復権。面白いものを作れば見てもらえると示すことができた」とうなずいた。