石橋静河 万感の主演女優賞 「燕は戻ってこない」同年代の女性を演じる中で思い「彼女を可哀想な人と…」
女優の石橋静河（30）が28日、都内で行われた世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰する「東京ドラマアウォード2024」の授賞式に出席し、個人賞として主演女優賞を受賞した。
それぞれの欲望が「代理出産」を通じて交差する、社会的関心が高まる生殖医療の光と影を描いたドラマ NHK「燕は戻ってこない」。
石橋は代理出産を引き受ける派遣社員を演じた。この日登壇した石橋は「このような賞をいただくことができてうれしく思っています」と深々お辞儀。
続けて「今回私は理紀という貧困や社会格差や差別に苦しむ女性を演じたのですが、彼女を可哀想な人という小さな枠に収めない描き方がすごく好きでした」と自身と同年齢の女性を演じる中で感じた思いを素直に語った。
同作は作品賞の連続ドラマ部門で優秀賞に選出された。
個人賞は主演男優賞に「デフ・ヴォイス」の草磲剛が輝いた。助演男優賞は「アンメット」の若葉竜也、助演女優賞は「燕は戻ってこない」の内田有紀。「不適切にもほどがある！」から脚本賞に宮藤官九郎氏、演出賞に金子文紀氏が選ばれた。
