各社の戦略に違い！化粧品業界、資生堂・コーセー・ポーラオルビスの業績を比較

ゆっくり企業解説&決算チャンネルが動画を公開し、タイトル『なぜ差がついた？化粧品専業三社の業績を比較【資生堂/コーセー/ポーラオルビス決算】～ゆっくり解説～』で、化粧品業界を代表する資生堂、コーセー、ポーラオルビスの業績について解説した。動画では、各社の最新決算を元に、異なるビジネスモデルと市場戦略が浮き彫りとなった。

動画では、まず資生堂の地域別売上を分析。発言者は「資生堂は日本と同じくらい中国の売上があり、アメリカ市場にも進出している」と強調。特に中国市場の重要性を指摘しつつも、トラベルリテール部門の減益が収益に与える影響に注意を促した。続いてコーセーは広告戦略の成功を通じて日本市場での売上を拡大し、「大谷翔平選手を起用した広告がオンラインショップの売上向上に寄与した」とした。

ポーラオルビスについては、「ポーラはビューティーディレクターと呼ばれる個人事業主を利用する委託販売が7割を占めている」とし、独特のビジネスモデルを持つことを説明。このビジネスモデルが、新型コロナウイルスによる店舗閉鎖の影響で売上が戻らない要因となっていることを詳細に分析した。

動画は、「中国事業で苦しい資生堂、広告で国内好調のコーセー、コロナから別の道を探るポーラ」と各社の現状をまとめつつ、今後の動向に注目を集める形で締めくくった。