[10.23 欧州CLリーグフェーズ第3節 アタランタ 0-0 セルティック]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は23日、リーグフェーズ第3節を各地で行い、日本人3選手を擁するセルティック(スコットランド)はアタランタ(イタリア)と0-0で引き分けた。MF旗手怜央はインサイドハーフ、FW前田大然は左ウイングで先発出場。FW古橋亨梧は3トップの中央で後半23分から途中出場した。

 敵地に挑んだセルティックはアタランタに押し込まれ、試合を通じて防戦一方。立ち上がりからFWマテオ・レテギにボールを集められ、クロスへの警戒を迫られる中、前半18分にはMFダビデ・ザッパコスタからのクロスをMFマリオ・パシャリッチにヘディングで合わせられ、クロスバーに救われた。

 前半24分にもザッパコスタからのグラウンダークロスをパシャリッチに合わせられたが、GKカスパー・シュマイケルがなんとかセーブ。防戦一方のセルティックは同33分、旗手がカウンターの浮き球パスを前田に送るも、DFイサク・ヒエンのカバーに阻まれた。前半終了間際にもセットプレーからピンチを迎えたが、シュマイケルのファインセーブで阻み、0-0でハーフタイムを迎えた。

 後半も劣勢が続くセルティックは13分、MFマルテン・デ・ローンに枠内シュートを打たれたが、これもシュマイケルがスーパーセーブ。するとそのまま迎えた同23分、ブレンダン・ロジャーズ監督は旗手とFWアダム・イダーを下げ、MFパウロ・ベルナルドと古橋を投入した。

 さらに後半30分、セルティックはカウンターの先陣を担っていた前田も交代させ、前線をフレッシュな顔ぶれに一新。同32分にはDFアレックス・バレのアーリークロスから古橋が完璧な走り込みで合わせたが、右足でミートすることはできず、千載一遇のシュートチャンスは大きく枠を外れた。

 その後もセルティックはアタランタの猛攻を食らったが、相手の精度不足にも助けられ、そのままタイムアップ。守護神の奮闘で昨季UEFAヨーロッパリーグ王者から勝ち点1をもぎ取り、今大会の通算戦績を1勝1分1敗とした。