きょうも為替市場はドル高の流れの中で、ユーロドルは下値模索が続き、一時1.0765ドル付近まで下落している。先週200日線をブレイクし、下値サポートとして意識された1.08ドルも割り込んで来たことで、更なる下値模索の動きが出ているようだ。1.08ドルを早期に回復できないようであれば、目先は1.07ドルと、6月にサポートされた1.0665ドルを視野に入れそうな気配ではある。

 オプション市場ではユーロ弱気への賭けが優勢となっている。1カ月物リスクリバーサルは3カ月以上で最も弱気な水準で推移。1.05ドルも想定ターゲットとなっているとの指摘も聞かれる。これはFRBとECBの金利の方向性の見直しと、米大統領選のリスクに対するポジショニングを反映しているという。

EUR/USD 1.0786 EUR/JPY 164.87 EUR/GBP 0.8330

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美