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 ◇東レ・パンパシフィック・オープン 2回戦 石井さやか2―1Z・ソンメズ(2024年10月23日 有明コロシアム)

 今年の全日本選手権を19歳で制した女子テニスのホープ、石井さやか(ユニバレオ)が4―6、6―4、6―3の逆転でWTAツアー初のベスト8進出を決めた。

 2時間10分の死闘。石井は「疲れて死にそうなんですけど(笑い)勝ってうれしい。強い気持ちで毎試合臨んでいる」と喜んだ。

 地元の東京で「辛い時間帯も皆さんの声援で乗り切れた」と感謝した。

 世界ランク100位台と格上の22歳ソメンズ(トルコ)に第1セットを奪われたが、第2セットも強気に攻め抜きタイに持ち込んだ。

 第3セットもいきなりサービスゲームをブレークされたが、強烈なフォアの強打を連発してすぐに取り返すと、石井のフォアを警戒する相手を崩して第4ゲームをブレーク。そのまま勝ち切った。

 ◇石井 さやか(いしい・さやか)2005年(平17)8月31日生まれ、東京出身の19歳。5歳でテニスを始め、2022年に16歳で全日本ジュニアU―18シングルス優勝。2023年全豪オープンジュニアで4強入りし、同年3月にプロ転向した。練習拠点は米フロリダ州IMG。右利き。身長1メートル73。父はプロ野球・DeNAコーチの琢朗氏。