茂木健一郎、選挙を分析「就職活動と同じだよね」

茂木健一郎氏が、自身のコンテンツで国政選挙についての独自の見解を語った。タイトルは「選挙は、候補者にとっての『就職活動』であり、政治はパラメータ設定だが合意形成に時間がかかる。結局、投票に行って、あとは自分の人生がんばるしかないよね」で、選挙に対する彼の姿勢を明らかにした。

茂木氏は、昨日自身がやった期日前投票を振り返り、「国民としてやらなくちゃいけないこと」として投票の重要性を強調する一方で、「投票率が低すぎるでしょって。どういうことなんだろう、投票に行かないのってのは」と疑問を呈した。そして、「選挙って、スーパーフラットに見てるんですよ。どの候補者が勝っても、どの政党が勝っても、それなりの日本になるだろう」と、選挙に対する中立的な見方を披露した。

選挙を「就職活動」と捉える独自の視点も飛び出し、「議員さんたちは私を議員という職につけてくださいっていう、就職面接をしてるようなもの」と語った。「別にこれ皮肉でもなんでもなくて、その人にとって、当選するかしないか、それが大きな変化。国にとってはそうでもない。」とすることで、選挙の実態を冷静に分析した。

また、「選挙で議論されることは、例えばシニア世代に比べて若者、子育て世代を優遇せよ、という主張にしても、ぼくは基本的に賛成だけど、基本的に政策の中のパラメータ調整に過ぎない。１０％とか２０％パラメータ変えられたら大したもの。ただ、それ合意形成に時間がかかる」と述べ、国会の実務についても言及。「国の制度をこう変えろっていうよりも、自分の人生で努力して変えられることが多い」と述べ、個人の努力の重要性を説いた。

動画の締めくくりに茂木氏は、「選挙は就職活動であり、政策はパラメータ調整」と位置づけ、「まずは投票に行って、あとは自分の人生、頑張るってことなんじゃないかなー」と視聴者に自らの体験談を踏まえたメッセージを送った。