事実婚の男女が求める夫婦別姓 損害賠償求める裁判で国は争う姿勢示す 札幌地裁
事実婚を選んだ札幌市内の男女が夫婦別姓が認められないのは憲法に違反するとして、国に損害賠償を求めた裁判が札幌地裁で始まり、国は争う姿勢を示しました。
事実婚を選んだ札幌市内の男女です。
2人は、夫婦別姓が認められないのは「婚姻の自由」を定めた憲法に違反するとして訴えを起こしました。
21日の裁判で、原告側は「現在の制度では、夫婦のいずれかが改姓するか婚姻をあきらめるかの過酷な二者択一を迫る」と主張。
これに対し、国は「夫婦同姓は我が国の社会に定着していて 合理性が認められる」など、過去の最高裁の合憲判決を支持し、争う姿勢を示しています。
(西清孝さん)「選択肢が増えるだけの法改正であって、不幸になる人はもちろん誰もいないし、阻む理由はなにもない」
次回の裁判は2025年1月31日の予定です。