日経225先物は11時30分時点、前日比130円高の3万9140円(+0.33%)前後で推移。寄り付きは3万9060円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9170円)には届かず、小幅な上昇で始まった。上値の重さが意識されるなか、海外投資家による売り観測などもあり、現物の寄り付き直後には一時3万8790円まで売られる場面もみられた。ただし、その後は急速に切り返しており、中盤にかけて3万9000円を回復。買い一巡後は3万9000円~3万9050円辺りでの保ち合いを継続するなか、終盤にかけてレンジを上放れ、一時3万9140円まで買われた。

 日経225先物は現物の寄り付き直後に3万8790円まで売られたが、その後は終盤にかけてリバウンドの動きをみせた。朝方はファーストリテイリング <9983> [東証P]の弱い値動きが重荷となった。ただし、前週末に強いリバウンドをみせたディスコ <6146> [東証P]が大幅に続伸したほか、アドバンテスト <6857> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の強い動きがロングに向かわせた。また、ファーストリテイリングも売り一巡後は下落幅を縮め、寄り付き水準を上回ってきたことで、ショートカバーを誘う形になったようだ。3万9000円下回る局面では、その後のリバウンドを想定した押し目狙いのロング対応になろう。

 NT倍率は先物中心限月で14.52倍に上昇した。14.49倍と下落して始まり、一時14.45倍まで下げる場面もみられた。ただし、値がさハイテク株が日経平均型を支える形となるなか、やや日経平均型優位の展開になった。

株探ニュース