【MLB】決勝弾のソトがヤ軍の15年ぶりWS進出に歓喜「ア・リーグで最高のチーム」 5戦4発でシリーズMVPの大砲には感謝「彼が我々を導いた」
ヤンキースは19日（日本時間20日）、敵地でガーディアンズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦を戦い、5－2で勝利。4勝1敗で41度目のリーグ優勝を達成し、2009年以来15年ぶりとなるワールドシリーズ進出を決めた。
延長にもつれ込んだ試合で立役者となったのが、フアン・ソト外野手。値千金の決勝3ランでワールドシリーズに導いた25歳が、試合後に喜びを表している。
■劇的一打に喜びを爆発
ヤンキースがワールドシリーズへ王手をかけて迎えた優勝決定シリーズ第5戦。2点のビハインドの6回に今シリーズ好調を維持するジャンカルロ・スタントン外野手が2ランを放ち、2－2のまま延長へ。
迎えた10回表、2死一、二塁で迎えた打席でソトは5番手ハンター・ギャディス投手の7球目の速球を捉える。打球速度109.7マイル（約176.6キロ）の当たりは高々と打ちあがったまま右中間スタンドへ。ソトは一塁ベンチを向き喜びを爆発させた後、場内を一周した。
MLB公式は試合後のソトの談話を紹介し、「我々は本当に素晴らしい仕事をした。初戦から懸命に努力して、一生懸命取り組んできた」とこれまでの道のりを振り返りつつ、「今自分たちはアメリカン・リーグで最高のチームだ」と15年ぶりの優勝を誇った。
今回のポストシリーズでアーロン・ジャッジ外野手が苦しんだなか、ともに打線をけん引するのがスタントン。3試合連続となる一発を放った大砲は、ガーディアンズとの5戦で4発と圧巻の活躍でシリーズMVPに。ソトはスタントンに対して「プレーオフ初戦から彼が我々を導いてくれた。彼がいてくれて本当に嬉しい」と感謝の弁を述べた。
ヤンキースはこれで、松井秀喜氏がMVPに輝いた2009年以来となるワールドシリーズ制覇への挑戦権を手に入れた。ナ・リーグはドジャースがメッツに3勝2敗で第6戦に向かうなか、世界一をかけて戦う相手チームにも注目が集まる。
