能登半島地震で被災した二十歳の若者たちの門出を祝います。石川県七尾市では、14日、無料の晴れ着姿での撮影会が開かれました。

カメラマン「スマイル！はい上手！」

会場に広がる和やかな雰囲気。七尾市では前の日に「二十歳のつどい」が9か月遅れで開かれる中、被災地の若者たちを元気づけたいと、県の内外から美容師やカメラマンが撮影会にボランティアとして駆けつけました。企画した美容師の若林奈々さん「皆さん頑張ってやっていただいているので、順調で良かったです」と話します。

どれが似合う？用意された振袖は44着

参加者らは家族や友人とお気に入りの着物を選んだり、美容師らにメイクを施してもらったりしながら写真撮影に臨みました。カメラマンからは、息子を後ろから優しく抱きしめる母親のポーズをもとめる姿も…

カメラマン「素晴らしい親孝行！」

参加した男性「1月にいろいろ潰れてしまったので、こうやってできることはありがたいです」

男性の母親「心があったかくなる、すごくありがたい企画だなと思った」

参加した女性「無料でこんなにいい着物を着せてもらって、メイクもばっちりでとても嬉しいです」

女性の母親「カメラマンさんもすごく楽しい人だったので、こんなに楽しく撮影できると思ってなかったので、とても良かったと思います」

撮影会は豪雨の被害が大きい輪島市などでも開催が検討されています。