28歳で引退の貴景勝

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 大相撲の元関脇貴闘力の鎌苅忠茂氏(57)によるユーチューブチャンネル「貴闘力部屋」に、元大関の栃ノ心氏(36)が出演。秋場所で現役を引退した元大関貴景勝の湊川親方(28)について意見を交わした。

 鎌苅氏は「横綱にはなれなかったけど十分、頑張った」と貴景勝をねぎらう一方で、かつて師匠だった元貴乃花親方(元横綱)が貴景勝を高く評価していたエピソードを披露。「貴乃花は『貴信(貴景勝)は瞬発力は抜群にあったから絶対大関になると思っていた』という話はよくしていた」と明かした。

 その上で、鎌苅氏は28歳の若さで引退した背景を考察。「瞬発力がありすぎて首の筋肉を鍛えてなかったら、首をケガするよね」「瞬発力に対して、首が持たなかったのかな。首の痛みを緩和するために手を先に出すとか。全部頭で当たって、一気に持っていってるから、長持ちできなかった」と指摘した。

 栃ノ心氏も「引退は早かったけども、首は怖いんですよね。ケガをして体が動かないようになったりとか。動かなくなって変になるよりは、自分の体だから。大事にしないといけない」と引退の決断に理解を示した。