楽天戦の勝利を喜ぶ日本ハム・新庄剛志監督【写真提供:産経新聞社】

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清宮は「9回ファーストを守っていたのに、サードにいこうとしていた」

■日本ハム 2ー1 楽天(26日・エスコンフィールド)

 日本ハムは26日、エスコンフィールドで行われた楽天戦に勝利し、6年ぶりとなるクライマックスシリーズ進出を決めた。Aクラス入りは2018年以来、6年ぶり。2年連続最下位だった新庄剛志監督にとっては初となる。試合後には「めちゃくちゃ疲れましたね。最低でもCSにいくという目標をかわいい選手たちが叶えてくれて感謝してもしきれないくらいの気持ちでいます」と笑顔を見せた。

 2戦連続の完封勝利を挙げていた先発の伊藤大海投手だったが、いきなりつかまった。初回2死一、三塁から浅村栄斗内野手に左前適時打を浴びて自身23イニングぶりの失点。2回も無死一、二塁とピンチを招いたが無失点で切り抜け、その後は得点を許さなかった。打線は4回に2死からフランミル・レイエス内野手が打った瞬間に確信する24号ソロで同点とし、6回1死からは清宮幸太郎内野手に値千金の13号ソロが飛び出した。

 清宮の決勝弾について指揮官は「9回ファーストを守っていたのにサードにいこうとしていたのでまだ褒められない。びっくりしましたよ。サード用のグラブ持ってるじゃないかって。らしいなって。ハハハ。最後は清宮が? もってんのかな〜」と話した。

 リーグ単独トップとなる14勝を挙げた伊藤については「今日のピッチングでファイターズのピッチャーの中で一番野球のうまいピッチャーになりましたね」と褒めながらも、「エースではないです、まだ。彼はもっともっと上を目指せる投手。球界のエースになる素質は十分あるのでまだ褒めるわけにはいかないです」とコメントを残した。

 クライマックスシリーズでの戦いについて問われると「正直、僕の中では優勝できなかったら2位も3位も同じだな。CSに出ることが大事なので、ここからどうなるか分からないですけど、もう頭の中ではCSを飛び越えて日本シリーズに出るということしか考えていないので。その辺は選手たちも全員その気持ちで、CSをまずは勝たないといけないという気持ちだと上を目指せないので。皆にもそういう気持ちを伝えたいなと思います」と話した。(Full-Count編集部)