ジェノア移籍が秒読みだったと明かした鎌田。(C)Getty Images

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 クリスタル・パレスの鎌田大地がDAZNで配信中の番組『BE TRUE』で、元日本代表MFの稲本潤一(南葛SC)と対談。その中で、フランクフルト時代の“移籍破談”について明かした。

 サガン鳥栖からフランクフルトに加入した1年目の2017−18シーズンは、アディ・ヒュッター監督(現モナコ)の下、公式戦4試合にしか出場できなかった鎌田は翌シーズン、ベルギーのシント=トロイデンにレンタル移籍。公式戦16ゴールを挙げる活躍を見せる。ただ、翌シーズンに「フランクフルトに戻るつもりはなかった」という。

「自分自身がフランクで(試合に)出られるイメージがつかなかった。(縦に速い)あのサッカーでは難しいと思っていた。(1年目の)キャンプで冷遇されていた監督がそのまま残ってたんで、あの監督は絶対に無理やから、移籍しなきゃあかんという話を代理人としていた」

 そんな時、届いたのがイタリアの古豪からのオファーだった。

「ジェノアからオファーが来てて、キャンプ中だったんで、(フランクフルトの)みんなにもバイバイと言ってて、明日メディカルチェックという情報も出てた」
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 にもかかわらず、「次の日になったら、まだキャンプ場にいた」。その理由を日本代表MFはこう明かしている。

ベルギーから帰ってきて調子も良かったんで、(ヒュッター)監督から『君を外に出すことはありえない』という話をされて。『絶対に残ってくれ。君はベルギーから帰ってきてオーラが変わった』みたいな」

「その前の年に冷遇されて、一緒に練習させてもらえないとかあったんで、何を言ってるんだ、この人はと」と思いながらも、「その年、ヨーロッパリーグもあって、試合数も多いし、チャンスはあるかなと思って」残留を決断したという。

「なに言ってんねん、と思ってました。どんだけえぐい手のひら返し」

 その後のフランクフルトでの活躍を見れば、この判断が正しかったかどうかは言うまでもないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部