浜松市の一般住宅を中心に泥棒を繰り返していたとして、無職の男が検挙されました。確認された犯行件数は101回、多くは真夜中に忍び込むという手口でした。

住居侵入窃盗などの疑いで検挙されたのは、浜松市中央区に住む無職の男(24)です。警察によりますと、男は2023年4月ごろから、同年5月に逮捕されるまでの間に、浜松市内の住宅などにガラスを割るなどして侵入し、現金や腕時計などを盗む犯行を繰り返していた疑いがもたれています。

男は盗んだ腕時計や貴金属、ネックレスを転売していたことが確認されていて、取り調べに対し、「生活費や遊興費を稼ぐためにやった」などと容疑を認めているということです。

これまでに警察が確認した被害件数は合わせて101件で、被害総額は300万円ほどにのぼります。

男は深夜、住民が寝ている時間帯に住宅の掃き出し窓をガスバーナーで焼き破り、忍び込むという手口を繰り返していて、起きてきた住民と出くわすこともあったということです。

捜査関係者は男はいわゆる「職業泥棒」だったと指摘。住民の身体に被害が及ぶ前に、何とか検挙できたことはよかったなどと話しています。