「16歳になったら結婚できるよね」女子生徒に『ちゃん付け』大阪府立高校の男性講師がセクハラ発言 授業中に「風俗店」「ラブホテル」の話 生徒31人から不快感

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 大阪府立高校の男性講師が女子生徒に対して、授業中に風俗店やラブホテルの話をするなどして不適切な言動を繰り返したなどとして、大阪府教育庁は講師を減給1か月の懲戒処分にしたと発表しました。

 教育庁によりますと、今年4月に大阪府立高校に着任した54歳の男性講師は、今年7月までの間に生徒の歓心をかうために、「女子が前に居る方が華やか」などと発言したほか、風俗店やラブホテルの話をするなど不適切な発言を繰り返していたということです。

 また、ある特定の女子生徒について、今年6月ごろから下の名前を「ちゃん付け」で呼んだり、授業中にほかの生徒から女子生徒を好きかを問われた際「好きだ」と答え、女子生徒に対して「16歳になったら結婚できるよね」などと性的な言動を行ったということです。

 今年7月にこの女子生徒が他の教員に相談したことで事態が発覚したということです。また少なくとも31人の生徒から「セクハラ発言が多い」などと不快感を訴える声が上がっていたとしています。

 講師は聞き取りに対して、「生徒から笑いをもらい、人気が得られると思った」「女子生徒は挨拶をきちんと返してくれるため、親しみを感じていた」などと話しているということです。

 教育庁は24日付で講師を減給1か月の懲戒処分にし、校長を厳重注意としました。