吉田晴美氏

写真拡大

 立憲民主党の代表選は23日に都内ホテルで行われ、野田佳彦元首相が新代表に選出された。唯一の女性候補者として立候補した吉田晴美氏に対しては党内から「よく出てくれた」と健闘を称える声が上がっている。

 吉田氏は代表選の立候補をめぐって、泉健太氏と同様に告示直前まで推薦人20人が集まらず苦労した。総裁選の結果は野田氏、枝野幸男氏、泉氏に次いで4番目の順位で終わってしまったが、次のステップに頭を切り替えていた。

 臨時党大会が終わった後、吉田氏は同党の女性議員たちとJR浜松町駅前で、石川県・能登半島北部の豪雨被害を受けた被災者たちに向けた募金活動をスタート。そこで代表選について聞いてみると「代表選17日間、ギリギリに(立候補の)届け出ができてあっという間だった」と振り返った。

 野田新代表のもとで戦う衆院解散総選挙に向けては「自民党との対立軸をしっかり出してもらって、勝っていかなきゃいけない力を期待したいです」とコメントした。

 野田氏は代表選終了後に開いた会見で、24日に幹事長を始めとした役員人事に着手することを明言。ポイントは「刷新感を出す」とした。

 野田新執行部へ入る考えはあるのか。吉田氏は「まだ、そういう(人事の)話は全然聞いていません。チームでやってきたので私1人というわけにはいかないし、何かできることがあればと思いますけど。まだそこは何も話はきていないです」と打ち明けた。